「立憲」と「民主」など - Living, Loving, Thinking, Again

「立憲主義」*1と「民主主義」を巡る木村草太氏*2の発言が興味深かった。
工藤勇一氏の発言*3に対して、

「民主的に決めるべきことかどうか」は、民主主義では決められない。
他者が介入してはいけない「個人の領域」があることを、学校現場でもきちんと理解していくことが重要だと私は思う。個人の尊重は、立憲主義の核心だ。 https://t.co/tTIYDscoYn
— 木村草太 (@SotaKimura) 2021年11月16日

また、

「誰一人置き去りにしない」を実現するためには、「個人を尊重する」しかないですよね？
憲法学的には、「立憲的民主主義」として議論されていることとの親和性が高いです。 https://t.co/NJefaMFePX
— 木村草太 (@SotaKimura) 2021年11月17日

話は変わって、「立憲民主党」という政党名は興味深い。残念ながら、先の衆院選の比例には、無形文化財保護（笑）を優先させて「社会民主党」と書き、「立憲民主党」とは書かなかったのだが。「立憲」と「民主」は一体のものでもなければ、無矛盾な関係でもない。両者の間には常に緊張がある。究極の選択（？）を考えてみる；

民主なき立憲主義
 立憲主義なき民主

どちらかを捨てろと言われれば、「民主」を捨てる。というよりも、立憲主義なき民主というのは最悪に近い政治体制といえるだろう。DQN独裁。