2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

魚喃キリコ

まゆーさん曰く*1、魚喃キリコさんが、昨年死去。彼女の全作品を読んでいましたし、ずっと動向が気になっていた。安彦麻理絵さん曰く、「下北沢系美人漫画家。痛々しいラヴ!」本当にそんな感じで、彼女の描く佇まいや風景は、アートでした。でも自虐ネタな…

電話以前

id:nessko 山本宣治については、マンガ日本の歴史みたいなので読んで、あのころは会いに来た人に誰でも会っていたんだなと思ったのが記憶に残っています。無防備というか、そこが山本宣治らしさだったのか。個性というより、電話が普及するまで、アポなしで…

難波優輝『物語化批判の哲学』

物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために (講談社現代新書 2782)作者:難波 優輝講談社Amazon難波優輝『物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために』*1を読了したのは今週の初め。 序章 人生は「物語」ではない ▼物語篇 第1章 物語…

山本芳久『ローマ教皇』

ローマ教皇 伝統と革新のダイナミズム (文春新書)作者:山本 芳久文藝春秋Amazon山本芳久『ローマ教皇 伝統と革新のダイナミズム』*1を読了したのは今週の初め。 はじめに 第一章 SNS時代の教皇 第二章 教皇フランシスコからレオ十四世へ 第三章 教皇フランシ…

小茄子川歩、関雄二編『考古学の黎明』

考古学の黎明 最新研究で解き明かす人類史 (光文社新書 1377)作者:小茄子川 歩,関雄二光文社Amazon小茄子川歩*1、関雄二*2編『考古学の黎明 最新研究で解き明かす人類史』を読了したのは先週末。 はじめに(小茄子川歩) 巻頭コラム 考古学者の研究の進め方…

出る迄

「火星移民」をテーマにしたTV番組で、現生人類の「出アフリカ」に準えて、人類の「出地球」が言われていた。まあ現生人類の前にホモ・エレクトスも「出アフリカ」しているわけだが。 さて、ごく初期のホモ・サピエンス・サピエンスのひとりに違いない「ミト…

死後入党?

レバ子*1「片山哲と100年 12月29日note掲載予定」https://laborkounion.hatenablog.jp/entry/2025/12/21/155332 「今年は日本の社会民主主義者の象徴的存在だった片山哲が代議士になって95年の歳月が経」ったということだが、今引用する部分は直接片山に関係…

加藤喜之『福音派』

福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会 (中公新書 2873)作者:加藤 喜之中央公論新社Amazon加藤喜之『福音派――終末論に引き裂かれるアメリカ社会』*1を読了したのは数日前のこと。 まえがき 序章 起源としての原理主義 第1章 「福音派の年」という転換点―…

「颱風」も!

Arabic is spoken by more than 400 million people. Can you recognise these Arabic words that have made their way into English? https://t.co/aFycFDCHNN pic.twitter.com/fVNrv2Xh2D— Al Jazeera English (@AJEnglish) 2025年12月20日 Alma Milisic a…

徳川土偶

NHK3か月でマスターする 古代文明 12月号 (おとなの学びシリーズ)作者:関 雄二,小野 林太郎,青山 和夫,坂井 正人,小茄子川 歩NHK出版Amazon「教えて先生っ!」『3か月でマスターする古代文明』2025年12月号*1、pp.5-7 「考古学に興味をもったきっかけは?」…

『古墳時代の歴史』など

本を買った。松木武彦『古墳時代の歴史』講談社現代新書、2025古墳時代の歴史 (講談社現代新書 2792)作者:松木 武彦講談社Amazon鴻巣友季子『なぜ日本文学は英米で人気があるのか』ハヤカワ新書、2025なぜ日本文学は英米で人気があるのか (ハヤカワ新書)作者…

1987

気になって少し調べてみたのだけど、所謂「ミトコンドリア・イヴ」仮説*1の論文が刊行されたのは1987年のことだった*2。私がこの仮説のことを知ったのは時代が平成になってからのことだったと思う。この仮説は現生人類(ホモ・サピエンス・サピエンス)の進…

Norman Podhoretz

John Podhoretz “Norman Podhoretz, 1930-2025” https://www.commentary.org/john-podhoretz/norman-podhoretz-1930-2025/ The Associated Press “Norman Podhoretz, contentious and influential neoconservative, dies at 95” https://www.nbcnews.com/new…

『ドゥルーズ入門』など

本を買った。 澤野雅樹『ドゥルーズ入門 来るべき知への招待』平凡社新書、2025ドゥルーズ入門: 来るべき知への招待 (1095) (平凡社新書 1095)作者:澤野 雅樹平凡社Amazon奥野克己『人類学者が教える性の授業』ハヤカワ新書、2025人類学者が教える性の授業 (…

「現在」から「未来」へ

木村草太*1「ピッピの時間」『図書』(岩波書店)924、pp.6-9 ジョン・マクタガート*2の時間非実在説について; (前略)マクタガートは、「時間」は単なる前後関係(A 系列)のことではなく、過去・現在・未来の三要素(B系列)からなる概念だとした。 B系…

原田眞人

『スポーツニッポン』の記事; 映画監督・原田眞人さん死去 76歳、多臓器不全 新作の準備進めていた中…家族に見守られて 12/14(日) 5:30配信 スポニチアネックス 「クライマーズ・ハイ」や「検察側の罪人」などで知られる映画監督の原田眞人(はらだ・まさと…

林業の始まり?

id:BUNTEN コメ以前の日本人の主食であるクリの類は採集で賄われていたのではなく栽培されていた可能性が高い、という話をどっかで読んだ。(DNA調べたら単一種が植えられていた/食われていたとかいう話だった) 歴史 農業 2025/12/15 https://b.hatena.ne.jp/…

落下した

ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD]リー・ペイスAmazonクマおたく「12月10日 隙間時間?に『落下の王国』を観に行って、ついでに思わず本を買ってしまったこと」https://kumaotaku.hatenablog.com/entry/2025/12/11/144501 ターセム・シンの『落下の王国…

当選よりも落選

『読売新聞』の記事; 伊東市長選、当選の杉本氏「職員・議会・市民と信頼関係築ける市長目指す」…田久保前市長は予定の会見場所に姿見せず 2025/12/16 06:42 学歴詐称疑惑で2度の不信任決議を受けた田久保真紀前市長*1(55)の失職に伴う静岡県伊東市長…

Killed by their son

Sian Cain “Director Rob Reiner and wife Michele Singer Reiner found dead at home” https://www.theguardian.com/film/2025/dec/15/rob-reiner-director-harry-met-sally-found-dead-with-wife-michele-singer-reiner 12月14日、『スタンド・バイ・ミー…

「神殿」と国家戦略

嶋田奈穂子「賽銭箱に見つけた答え 神社のライフヒストリーを求めて」*1『図書』(岩波書店)924、pp.28-31 曰く、 神社の建造物は、幾度とない国家の戦略で生み出されたものである。たぶん、最も早いのは天武一〇年(六八一)の正月に出された「神殿造営令…

前世?

f植物園の巣穴 (朝日文庫)作者:梨木 香歩朝日新聞出版Amazon梨木香歩『f植物園の巣穴』*1から。 (「ガやチョウなど」の)「完全変態」の虫について。 彼らの意識構造はどうなっているのだろう。つい昨日まで葉を食べ、もそもそと 草木の上を這っていたもの…

「有限責任会社」の場合

id:lavenderkun 想像の限りですが、トランプの出馬や当選がもう一期早ければ諸々の発言も持て囃され、高須克哉的な人気者になってたかもしれませんね ジェームズ・ワトソンは、トランプ支持層のうち、テック・ライト*1やオルト・ライトとは折り合いがよさそ…

「空想」と「経験」

フッサール入門 (ちくま新書 1846)作者:鈴木 崇志筑摩書房Amazon鈴木崇志『フッサール入門』*1から。 空想において何かが現れるのは、私の能動的な働きによるところが大きい。空想において何がどんなふうに現れるかは、まさに私次第だからだ。これに対し…

戦後生まれ

つくられた縄文時代 (新潮選書)作者:山田 康弘新潮社Amazon山田康弘*1『つくられた縄文時代』から。「縄文時代という概念は、あくまでも第二次世界大戦後に「新しい日本の歴史」を語る上で用意された、いわば政治的なものであり、国外では内容的にこれに該当…

「知性」と「異端」

シリウス (ちくま文庫す-26-3)作者:オラフ・ステープルドン筑摩書房Amazonヤマザキマリ*1「解説」(オラフ・ステープルドン『シリウス』*2、pp.371-376) 曰く、 動物に知性を与えるSF作品といえばまずH・G・ウェルズの「モロー博士の島」*3を思い出すが、「…

「聖地」と「物語」

嶋田奈穂子*1「賽銭箱に見つけた答え 神社のライフヒストリーを求めて」『図書』(岩波書店)924、pp.28-31 曰く、 神社や小祠などの聖地は、なぜ、そこにあるのか。人々はその場になにを見出し、手を合わせるのか。私はこうした聖地の本質的な意味を、その…

『裸足で逃げる』など

本を買った。上間陽子『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』ちくま文庫、2025裸足で逃げる ――沖縄の夜の街の少女たち (ちくま文庫う-52-1)作者:上間 陽子筑摩書房Amazon大谷亨『中国TikTok民俗学 スマホからはじまる珍神探訪』NHK出版新書、2025中国TikTo…

「ポスト」

もしかして、https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2025/11/24/131703に関係があるかも知れぬ。 柏谷「たくさん聴いた音楽が、一番好きと言うわけでもなくて」https://genkatugi.hatenablog.com/entry/2025/12/06/123353 Spotify*1の「ポスト・クラシック…

James Watson

Madeline Halpert*1 and Christal Hayes “DNA pioneer James Watson dies at 97” https://www.bbc.com/news/articles/cn8xdypnz32o Jan Witkowski “James Watson obituary: co-discoverer of DNA’s double helix who reshaped modern biology” https://www.n…