2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

謹賀新年

もう世界的に2006年になっていますね。 大晦日は、不動産の物件見学を二箇所。それから、イケア(宜家)*1で家具を買って、張藝謀の『千里走単騎』を観て、それから妻のネイル・サロンに付き合って、TVのカウント・ダウンを聞きながら、(今頃になって)ボ…

that’s Shanghai

上海で発行されている英語の情報誌that’s Shanghaiの12月号。 〈最後の香港総督〉クリス・パットン卿へのインタヴューというのもあるのだけれど*1、取り敢えず、竇唯(Dou Wei)へのインタヴュー(Jose QIAN “Keeping it real” p.22)とWU Shixian(Dayyan E…

地下鉄4号線

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20051227/1135694608で、「軌道鉄道4号線の「上海体育館」駅は駅には入れるけれど実際には乗れない状態。いつ開通するのだ」と書いたが、「開通」は今日、すなわち12月31日; 浦東と浦西を結ぶ新たなアクセスが完成する。12…

Patti Smith

もう昨日になりますが、12月30日はPatti Smithさんの誕生日*1。1946年生まれだから、来年は還暦か。それよりも、彼女の生が〈戦後〉とほぼ軌を一にしているんだということに気づき、今更ながら驚く。 近所で、妻と一緒に、陳凱歌の『無極(The Promise)』を…

山下毅雄

今頃になって知りました。もう1か月以上経っている。 山下毅雄さん死去「ルパン三世」「七人の刑事」作曲 テレビドラマ「七人の刑事」やアニメ「ルパン三世」の主題歌やBGMなど7000曲以上を世に送り出した作曲家の山下毅雄(たけお)さんが、21日…

徐匯藝術館

28日のShanghai Dailyに、「徐匯藝術館」についての記事があった(WANG Jie “New gallery has a past”)。 上海のいちばん新しい美術館。そもそも1933年に実業家Ye Hongyingの私邸として建てられた建物を美術館としてリノヴェイトしたもの。建物は、これまで…

好久不読!

ネット上を彷徨いていて、偶々「ロキ」さんのブログを発見; 『人類猫化計画』http://tekcat.blog21.fc2.com/ 「ロキ」さんは、神奈川県湯河原の温泉旅館の女将であり、某ML繋がりの関係なのだが、ここしばらくは消息を聞いていなかった。旅館業もネットでの…

犬を巡って

上海では、犬をペットとして飼うハビトゥスも定着している一方で、〈食物〉としての犬もまだまだ廃れてはいない。 DONG Zhen ”Poisoned stolen dogs may be in the hot pot”( Shanghai Daily 27December2005)という記事によれば、毒入りの犬肉が出回っている…

クリスマス

しつこいかもしれないけれど、またまたクリスマスのネタ。 クリスマスも過ぎ去ってしまったが、上海の街では相変わらずサンタクロースの飾りつけは残されている。 実は、今年の上海の5星ホテルのクリスマス・ディナーは絶好調だった。この時期、いつもなら20…

Too Hot

野菜スープを弱火で煮込み、ソファに腰を下ろして本を開く。そこまではよし、である。不図、手で目を擦る。その瞬間、痛みでもないし、熱い!としかいえないような感覚が走る。さっき、唐辛子を牛肉に擦り込んで、一応は手を洗ったのだが、その唐辛子がまだ…

Yangjingbang

論文書きに一応の区切りをつけて*1、奇剛草堂(Unique Hill Studio、天鑰橋路907号301室)へ行く。天鑰橋路といっても、上海体育館を横目で見ながら、中山南二路を渡った辺り。普通のアパート(公寓)の一室であり、常にオープンになっているのではなく、中…

タレ

By 「ひゃく」さん 「タレ」 そもそもは、醤油が普及する前に使われていた液体調味料「垂味噌」(たれみそ)のことでした。 味噌を三倍量ほどの水で溶いてよく揉み、煮立てたものを布袋で漉す。ドリップコーヒーのように、ポタリポタリ垂れてくるのを樽で受…

作田啓一

そもそもは浅野智彦さん経由の情報なのだが、作田啓一先生のブログ『激高老人のブログ』*1が話題になっている。「83歳のブロガー誕生」*2というわけである。中野氏によると、作田先生のコラムはBC出版のサイト*3に掲載されていたのだが、中野氏がそれをブ…

過去

自己の体験を物語化して書き・語ることによって、自己の過去から距離を取ることができる。と書いたのだけれど、自己の体験は、それを物語として語ることによってはじめて、過去の出来事として構成されるとした方が適切ですね。私の視点或いは私の語りを離れ…

スタ(追記)

承前*1 これって、その場で自らを「中傷」したその店員に反論したりとか殴りかかったりとかという問題だと思うのだが、そうはできないからこそ、脅迫的書き込みに走ってしまった。ということは理解できる。私が不思議に思ったというか、わたしの注意を引いた…

雪、冬至その他

上海の雪ですが、クリスマス・イヴ、人民広場のところの来福士廣場(ラッフルズ・プラザ)では、「人工雪」が降ったという*1。クリスマス・イヴ=「平安夜」。 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20051220/1135082658に、「冬至」の話を書いたが、23日の『東方…

スタ

スタバに放火予告、客逮捕 「クリスマスに」とHPに コーヒーチェーン大手「スターバックスコーヒージャパン」(東京都渋谷区)のホームページに「クリスマスに店舗に放火する」との予告文を送信したとして、警視庁捜査1課と原宿署は24日、威力業務妨害…

寛? 細?

昨日、昼飯は蘭州拉麺だった。目の前で職人が麺を手打ちしてくれるものだが、値段の方は「牛肉拉麺」が9元と、はっきり言って安い。勿論、ちゃんと腹も膨れる。 さて、「牛肉拉麺」というと、店の人がグァン麺、還是シー麺?という。一瞬、耳が点になってし…

二階建てバス

侯孝賢監督は地下鉄が嫌いだという。だから、『珈琲時光』は東京の鉄道を巡る映画であるのに、JRお茶の水駅のホームから眺められた丸の内線以外は、地下鉄は登場しなかった。 上海に限らず、都市の内部を巡る交通機関としては、路線バスに如くものはないとい…

Troubles

12月22日朝、上海交通大学裏の公安局派出所に行って、居留届けを出す。といっても、日本のように〈外国人登録証〉をくれるわけではない。ただ、申請書の複写をくれるだけ。〈安全の栞〉的な紙ももらう。泥棒に注意しましょうとかそんな感じの。そこには、「…

クリスマス・ソング

12月21日夜、寒風吹き荒ぶ中、日本人街ともいわれる古北地区へ行く。あまりに寒いので、またエアコンも図体がでかいだけであまり暖かくはないので、ハロゲン・ヒーターを買いにいくため。最初、「フクゼン」へ行って、そこで買ってしまったのだが、これは事…

エスノメソドロジー?

杉田貴行 「対人援助としてのスクールソーシャルワークの視点とカウンセリングの視点からの比較」 http://www.wel.ne.jp/wf21/researchpaper2.html タイトルを読んだだけで、目がくらくらしますね。学生さんのアヴァンギャルドな日本語を読みこなさなければ…

雪?

21日午後、上海市内の崇明、閔行、それから浦東でぱらぱらと雪が舞ったという*1。これって、初雪? その時間は徐家匯にいたのだけれど、雪なんて見なかった。ただ寒かっただけ。残念というべきかなんというべきか。 ところで、日本に帰っていた13日の午後、…

冬至は墓参りの日

墓の話を書いた序でというわけではないが、上海の辺りでは冬至に墓参りをするという。勿論今まで知らなかった; 上海地区一帯では、冬至を前後してお墓参りする習慣がある。多くの市民は上海市郊外や蘇州などに墓があるため、先週末は墓参りに出かける車で高…

唐/宋或いは馬/葛の諍い

胡jing4*1薇、徐文zhao1*2 「唐宋高官後裔争奪“風水宝地”」 『東方早報』2005年12月20日 浙江省東陽市の「五風山」には、宋代の文官葛洪の墓がある。実はその葛洪の墓の下には唐代の武将馬肖宗の墓がある。つまり、馬肖宗の上にそれを押しのけるかたちで葛洪…

帰国

まずはのっけから訂正。 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20051218ですが、「須藤」ではなくて、ご指摘の通り「周藤」さんでした。どうも相済みませぬ。そして、Thank U!*1 12月19日11時20分成田発のJAL719にて上海に帰還。それにしても、JALの機内食という…

社会科学基礎論研究会その他

体調の方は既に最悪ではない。 12月17日は、社会科学基礎論研究会@大正大学。 参加人数は多いとはいえない。はっきりいって少ない。例えば、酒井泰斗氏の姿が見えないではないか。何故?と思ったが、事後的に「午前中に虫歯をいじったら頭が激烈に痛くなっ…

Untitled

12月16日、用を含めて、六本木→本郷→有楽町(銀座)→丸ノ内と経巡ったのだが、体調は最低のまま。 本郷は、新泉社に行って、 下田直春 『増補改訂 社会学的思考の基礎 社会学基礎路理論の批判的展望』、1988 を買う。会社の人が、本が汚れてますけどいいです…

Untitled

12月14日、取り敢えず以下の本3冊を買う; 冨田恭彦『対話・心の哲学 京都より愛をこめて』講談社現代新書 島泰三『安田講堂 1968-1969』中公新書 森達也『悪役レスラーは笑う−−「卑劣なジャップ」グレート東郷−−』岩波新書 12月15日、散歩がてらに、近所の…

『こころとことば』

日本の自宅に残してある本の山の中で、三浦つとむ『こころとことば』(季節社、1979)が偶々目に留まったので、読み始める。分量も少なく、また平易な文章でもあり、忽ちのうちに読了してしまう。 三浦つとむは、在野の言語学・認識論(弁証法)研究者で、19…