三度あることは何度ある?

深海*1「【2年ぶり3度目】安倍首相「私は立法府の長」と主張、根本的に勘違いか」https://buzzap.jp/news/20181102-rippoufu-no-cho-abe2/


曰く、


安倍晋三首相が11月2日の衆院予算委員会で、答弁の中で再び自らを「立法府の長」と「言い間違い」をしてしまいました。2016年5月16日の衆院予算委員会以来2年ぶり3度目となります。

安倍首相は国民民主党奥野総一郎氏が「(国会議員の)定数削減に真剣に取り組むのか」との質問に答え「我々は15議席削減した。削減が多ければ多いほどいいのか、という議論もしなければならない」とした上で、「私はいま立法府の長として立っている」と述べました。


安倍首相が自らを「立法府の長」と始めて呼んだのは2007年の第一次安倍内閣時代。当時の民主党簗瀬進議員の質問の際で、弁護士でもある梁瀬議員は安倍首相が「立法府の長」と自称した際、即座に憲法尊重擁護義務と三権分立の原則を持ち出してこれを否定し「行政府の長」であると訂正しています。

2度目は上述した2016年5月16日の衆院予算委員会での当時の民進党山尾志桜里政調会長への答弁で、「議会についてはですね。私は立法府立法府の長であります」と述べています。

See also


深海「【10年ぶり2度目】安倍首相が本気で「私は立法府の長」だと勘違いしていたことが判明→なぜか官房副長官が陳謝」https://buzzap.jp/news/20160518-rippoufu-no-cho-abe/


本来なら、「立法府の長」たる衆議院議長が教育すべきなのだろうけど、安倍晋三は外祖父、岸信介を継承する(と観念している)極左なので、「三権分立」というのは「立憲主義」とともに超克の対象なのかも知れない*2