左翼宣言!

「総理大臣が立憲主義からの離脱を表明しても問題にならない国」http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/002857.php



曰く、


参議院選挙の公示を目前に控えた7月3日、9党党首による討論会が日本記者クラブで開かれた。翌日の新聞各紙やテレビのニュースでは、「アベノミクスを巡り与野党党首が論戦」などといった暢気な見出しが躍っていたが、党首討論の中で最も重要な発言に触れていたメディアはほとんど見当たらなかった。
 それは憲法の位置づけに関する安倍首相の発言だった。
 福島社民党党首から「私は憲法は国家権力を縛るものだと思っています。立憲主義です。総理はこれに同意をされますか。もし同意をされるとすれば、自民党憲法改正案はこれに則ったものでしょうか」と問われた安倍首相は、「まず、立憲主義については、『憲法というのは権力を縛るものだ』と、確かにそういう側面があります。しかし、いわば全て権力を縛るものであるという考え方としては、王権の時代、専制主義的な政府に対する憲法という考え方であってですね、今は民主主義の国家であります。その民主主義の国家である以上ですね、同時に、権力を縛るものであると同時に国の姿についてそれを書き込んでいくものなのだろうと私達は考えております」と答えたのだ。
 これは安倍首相の元で自民党が提唱している憲法改正案が、憲法の性格そのものを過去の、そして今日の世界の民主主義国家のそれとは明らかに異なるものに変質させようとしていることを、首相自らが認めた発言だった。ましてや、民主主義の時代だからこそ立憲主義なのだ。王権、専政時代に政府を縛る目的で憲法が存在したというような話は、歴史上終ぞ聞いたことがない。
「日本は立憲主義から離脱しようとしている」。どういうことなのか。自民党内で自由主義者が異端化されていることを鑑みれば*1安倍晋三われわれはブルジョア民主主義を乗り越える! と言っているのだ。つまり左翼宣言*2。また福島瑞穂に対しては、お前らのようなシャミンを左翼とは認めないぞ! と通告していることになる。かつてスターリンが提起・実行した〈社民主要打撃論〉を反復していることになる。
さて、

hidamari1993 憲法 安倍晋三 これはひどい
伊藤博文が墓から還ってラリアット食らわすレベル。別に伊藤博文みたいにヨーロッパに留学しろとまでは言わないけどせっかく国会図書館があるんだからそこでちょっと勉強したらどうなの?2013/07/07
http://b.hatena.ne.jp/hidamari1993/20130707#bookmark-153322058

daishi_n
伊藤博文公が苦心して立憲主義を確立したのに、それを足蹴にする安倍に長州人を名乗る資格はない。国のあり方を書くなら、国をどのように縛るか、を書く以外にはない2013/07/07
http://b.hatena.ne.jp/daishi_n/20130707#bookmark-153322058
まあ要するに、『憲法義解』を読んで、レポート100枚書け、ということだな。
憲法義解 (岩波文庫)

憲法義解 (岩波文庫)

*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130618/1371518972

*2:別名「恥ずかしい大人」宣言。