承前*1
27日に行われた衆議院選挙を巡って。
五野井郁夫氏*2曰く、
単純な得票数だけだと大勝したのは国民民主+357万票とれいわ+159万票で、いずれも左右のポピュリスト政党。ちなみに立憲民主はわずか+6万票で自民の大幅減を受けて。これでは野田代表の勝利とは言い難いです。他方で極右の参政が+187万票、同じく極右の日本保守党が+114万票と激増。極右封じが課題に。 https://t.co/GeJT1bKXh7
— Ikuo Gonoï (@gonoi) 2024年10月28日
また、黒羽夏彦氏*3;
比例の増減で見ると、自公批判の受け皿は、立憲民主というよりも、国民民主・参政・保守の方だった印象。前回の維新票からもそっちに流れたか。左右の相違はあれども、れいわ・参政・保守の伸びが目立つ。小選挙区では自公票の減少で立憲が相対的に浮上ということか。 https://t.co/kb0aX8qMZD
— 黒羽夏彦 (@troubadour_k) 2024年10月28日
こういう票の動きを見ると、中間票のスイングではなく、右翼やガチ保守系のスイングで政党の分布構造が決まっているような感じもする。その意味で、私個人としては、今回の結果から明るい見通しが見えるようには思えないなあ。
— 黒羽夏彦 (@troubadour_k) 2024年10月28日
国民民主党って、大昔の民社党とダブって見えるんだよね(私はかろうじて民社党の記憶がある世代)。旧同盟系労働組合に基礎を持つタカ派の印象。実際、愛知県の小選挙区での当選者が多いし。
— 黒羽夏彦 (@troubadour_k) 2024年10月28日
自民党が退潮する一方で、(党派としての)支持を伸ばしたのは、国民民主党、れいわ新選組、さらには参政党や日本保守党であった。これらは〈ポピュリズム〉という共通点を持つ。私としては、(極右に属する)日本保守党が議席を持ったということがいちばんのショックである。その一方で、維新と共産党の退潮のメカニズムについてはまだ納得していない。共産党に関しては、河野有理氏*4が「高齢化」原因説を取っている。一理あると思う。
共産党の退潮、私はごく単純に党員の高齢化だと思う。今の学生さんとか、本当に知らないことあるからね。数は少なくとも知的世界の圧倒的プレゼンスでそれを補っていたという時代でももはや無いので、単純に数の問題になりつつあるのでは。
— 河野有理 (@konoy541) 2024年10月28日
*1:https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2024/10/24/105122
*2:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/02/14/093343 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/09/10/094007 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/10/24/145816 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/10/25/082824 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2022/02/02/112849
*3:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2023/05/28/191223
*4:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2023/01/18/102720 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2023/04/08/162749