2007-01-01から1年間の記事一覧

テクストから(再び)書物へ

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071221/1198238160に少し関連して。デリダの『グラマトロジーについて』の第1章が「書物の終わりとテクストの始まり」と題されていることは周知のことだ。デリダ的なというか、脱構築的なプロジェクト、特に『絵画におけ…

王様の鉛の帽子と喋る頭たち

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=25111929&comm_id=11724&page=all 或る人の指摘により、イーノのBefore and After Scienceに収められた”King's Lead Hat”がTalking Headsのアナグラムだということに気づく。ビフォア・アンド・アフター・サイエンス(紙ジャケ…

上海で「ナマもの」

中国人というと、ナマものを食べないので有名ですが(というか世界標準からすると日本人が食べ過ぎなのかもしれませんが)、それでも、少なくとも日本に来るような人たちは、刺身に拒否反応を示すような人は少なくなりました。今回のお客さんも、刺身をパク…

2006年?

少し前だが、J-CASTニュースの記事; テレビのスピリチュアル番組 「民放連の放送基準違反」 テレビや女性誌では今、霊視や占いのタレントがひっぱりだこのスピリチュアルブームだ。が、特に公共性が問われるテレビで、これらタレントによる過剰な演出が見ら…

青木雄二或いはKYON2

http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20071228 「かい人21面相」=青木雄二という説。さてどうなのか。 ところで、もう1つのヒントを見つけた。「脅迫状」の作者は小泉今日子のファンである。引用されていた「85年2月13日」の「脅迫状」から; わかい …

武田泰淳@上海

川西政明「上海の泰淳故居を探して二十八年」『図書』705、2007、pp.42-44 武田泰淳は「昭和十九年六月九日」に上海に到着し、 滬西の安和寺路にある小竹文夫の家に寄宿しながら、フォッシュ路とアルベール路が交差しているところにあった中日文化協会に勤め…

外白渡橋

陳抒怡、盛豊「百年外白渡橋正覓”延寿”方案」『新聞晨報』2007年12月28日 盛豊「百年老橋従不”虚度”光陰」『新聞晨報』2007年12月28日 上海の蘇州河と黄浦江の合流点に1907年に架けられた「外白渡橋」は、12月29日に満100歳を迎える。この橋は上海の「心霊之…

マーラーそのほか

日本で買った金子マリの『River of Life』*1を聴いたが、なかなか良し。ほぼ全曲で、Sahashi Yoshiyukiという人のギターの音が目立っているのだが、もしかして松たか子と結婚したという人? 松たか子16歳差婚!妊娠なし、挙式未定12月29日10時35分配信 デイ…

Common or public?

小泉義之氏曰く、 私の理解では、議員宿舎や議員歳費は、無収入・無資産の人であっても上京して議員活動を行なうことを保障するためのものである。無産者と有産者の経済的格差を公的政治の場面に持ち込まないために必要不可欠なものである。民間の宿舎や給与…

金字塔に著作権

Middle East Timesの記事; Egypt to copyright pyramids by Rayad Abou Awad Published: December 25, 2007 CAIRO (AFP) In a potential blow to themed resorts from Vegas to Tokyo, Egypt is to pass a law requiring payment of royalties whenever its…

上海へ帰る

11時20分成田発の飛行機で、1時半(北京時間)頃、浦東に到着。成田は晴れだったが、上海は小雨。バスに乗りながら寝てしまい、気がついたら既にバスは黄浦江を渡っていた。しかし、高架は渋滞で、バスは全然動かない。何とか静安寺に着いて、タクシーを拾…

『「酔い」の政治学』

「酔い」の政治学 劇場国家はどこへ作者: 矢野暢出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ発売日: 1986/05メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る矢野暢という人は晩年に酷いセクハラ事件を起こして告発され、学界から追放され…

知らなかった!

『毎日』の記事; <船場吉兆>無免許で梅酒を製造、販売 福岡国税局が調査12月25日18時48分配信 毎日新聞 食品偽装が明らかになった船場吉兆(大阪市)が、酒税法上の許可を得ずに梅酒を製造していたことが分かった。福岡国税局も同社関係者から事情を聴く…

「思想のように大胆に」

夢みる人びと―七つのゴシック物語 1 (ディネーセン・コレクション 2)作者: アイザック・ディネーセン,横山貞子出版社/メーカー: 晶文社発売日: 1981/06メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見るアイザック・ディネーセンの「エルシ…

篠原資明『ベルクソン』

ベルクソン―“あいだ”の哲学の視点から (岩波新書)作者: 篠原資明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/10/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (28件) を見る篠原資明『ベルクソン−−〈あいだ〉の哲学の視点から』岩波新書を暫く…

サンタは

Cafeteria MLでIさんに教えていただく。 Francis Pharcellus Church「サンタクロースはいるんだ」(大久保ゆう訳)http://www.alz.jp/221b/aozora/there_is_a_santa_claus.html 恥ずかしながら、目がうるうるした。

ヤン・パトチカは見つからず

先ずは駅前のGEOで、CDを2枚買う。 Swing Out Sister The Living Return Living Returnアーティスト: Swing Out Sister出版社/メーカー: Polygram Records発売日: 1994/09/13メディア: CD購入: 1人 この商品を含むブログ (6件) を見る金子マリ『River of Li…

島本理生「シルエット」と「雨」

シルエット (講談社文庫)作者: 島本理生出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/11/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 16回この商品を含むブログ (104件) を見る島本理生の「シルエット」は「雨」から始まる; 何カ月も何カ月も雨が降り続き、もしかしたら…

『天怪地奇の中国』その他

日本に帰ってくると、近所のブックオフを覗いてみるというのは習慣になっている。今回は、西村康彦『天怪地奇の中国』新潮社、1994天怪地奇の中国作者: 西村康彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 77回この商品を…

研究会2つ

承前*1仏のまなざし、読みかえられる自己―回心のミクロ社会学作者: 芳賀学,菊池裕生出版社/メーカー: ハーベスト社発売日: 2007/01メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (10件) を見る12月22日は、社会科学基礎論研究会@大正大学。著者を迎…

CSF会場

CSF12月例会 「ケータイ小説」の「└|了」レ」とは何か日時:12月29日(土) 15:00〜会場:武蔵大学で調整中(決まり次第詳細を流します) http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071221/1198238160 桑江さんからのメッセージ; CSF12月例会 「ケータイ…

「天皇」についての引用

文藝春秋のPR雑誌『本の話』152に、佐藤優と中村うさぎとの対談あり。その中で、中村うさぎの「天皇は佐藤さんにとって何なの? なぜ必要なの?」という問いに答えて曰く、 なぜ天皇が必要というか、ありがたいと強く思ったのは、やはり二〇〇二年にパクられ…

CSF on 「ケータイ小説」

「ケータイ小説」については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071210/1197307578でも言及したが。 さて、CSFの12月企画について。http://blog.livedoor.jp/skeltia_vergber/archives/50411212.htmlからの孫引き; CSF12月例会 「ケータイ小説」の「└…

『遭遇史景遷』

今週、上海で購入した本。王海龍『遭遇史景遷』上海書店出版社、2007 遭遇史景遷 史景遷縁起 史景遷悖論 史景遷的文筆 人類学與史景遷的史学 史景遷憑甚麼? 史景遷五章 題解 冒牌康煕帝之女的法国宮廷生活 海外奇縁:唯一相継受法王和英王礼遇的中国人 魂断…

印度も過大評価

承前*1 Elaine Kurtenbach “China and India are smaller under PPP” Shanghai Daily 19 December 2007 世界銀行は「消費者の相対的購買力」を使った中国と印度の経済規模の評価が初期の計算では40%過大評価されていたと発表した。第1位は米国(23%)で、…

またまた神奈川

何故か最近神奈川関係のネタが多いような気がする。http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071213/1197515585もhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071205/1196846422もそうだし。「関東学院」*1にしてもそうだ。 ともかく、『読売』と『毎日』の記事; 神奈川県…

UFOではなくてIFO?

ZAKZAKの記事; 日本の無関心が人類滅亡呼ぶ…あの矢追純一氏が警鐘 日本政府の「UFO無視」に危機感 政府が初めて公式に否定したUFO(未確認飛行物体)論争は、その後、町村信孝官房長官が「絶対にいる」と私見を述べて“内閣不一致”にまで発展した。だ…

Dan Fogelberg

米国のソフト・ロックって、へヴィ・メタルと並んで、不得意なジャンルではあるが、取敢えずご冥福を祈る。 Chicago Tribuneの記事; Dan Fogelberg dies of cancer Musician from Illinois had a long career of making albums with poignant, powerful lyr…

取敢えずレジュメを脱稿、及びリマインダ

承前*1仏のまなざし、読みかえられる自己―回心のミクロ社会学作者: 芳賀学,菊池裕生出版社/メーカー: ハーベスト社発売日: 2007/01メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (10件) を見る『仏のまなざし、読みかえられる自己』の合評会のレジュ…

「マナー」か

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071107/1194423783とも関連するのだが。http://d.hatena.ne.jp/sean97/20071216/p2にて知る。『産経新聞』の記事なり; 後絶たぬ駅や車内のマナー違反 都市化進行で社会性失う?12月13日14時8分配信 産経新聞 駅や電車内で…