死者への冒瀆など

http://henrryd6.blog24.fc2.com/blog-entry-756.html


また、Oh, Henry*1なのだが、今回は私憤をぶちまけるところから始めたい。Oh, Henryは上記のエントリーで島根県立大学学生が殺された事件に言及している。ところで、私の知人には現在その大学に勤めている人、或いはかつて勤めていた人がいて、その人たちは身近な問題として、マス・メディアや世間の対応を含めて、心を痛めている。私としてはご同情申し上げるしかないということで、そのことについては忸怩たるものもある。それを、しかも事件のあらましもわかっていない段階で、(その下劣な妄想力によって)てめえのトンデモ陰謀論のためのネタにするのには冒瀆的で許し難いものを感じる。
さて、henry曰く、


昔の戦いであれば圧勝した側は完全に権力を掌握する。関が原の戦いが良い例である。東軍に組した豊臣恩顧の武将たちも徳川の野望が見えず、単に三成憎しで徳川方についたのであって豊臣を裏切るつもりなどなかったのが実情であった。負けた三成は捕らえられて死罪。薩摩は命からがら逃げ帰り、ほとんど動くことのなかった毛利はその石高を大きく減らされた。数年後には幕府を開き、やがて二度の大坂の陣で豊臣を滅ぼしてしまい、徳川の基礎ができたのだ。
この裏の意味を読み解くのはけっこう難しいのだが、彼の同志であろう植草一秀の論*2を勘案すれば、民主党政権も「大坂の陣」的な粛清をしろということなのか。いやはや恐ろしい。立憲主義って何か知っているのかとは言っておきたい。
ところで、陰謀理論が(について)語られる時、日本における陰謀理論の老舗であるカクマルが言及されることは少ないように思える。上記のエントリーのコメント欄で、「トッペイ」という者が、

神戸のサカキバラ事件のときも、怪しかったのは、マスゴミの初期報道の犯人像と実際に捕まった犯人との間に著しい乖離があったことです。
最近の猟奇的事件の連続には、秘密結社のマインドコントロールや儀式殺人があるのでは、疑ってしまいます。
イギリスのジャックザリッパー事件の影にもフリーメーソンがちらついていましたから。市橋がこれだけ長期に渡って逃亡できるのは何故か?逃走資金はどうしているのか?整形費用も相当懸かっているはずです。
何か裏があるのでしょう。
と書いている。先ずは自分のポルノグラフィックな妄想力を疑うべきなんじゃないかとも思うのだが、それはともかくとして、「神戸のサカキバラ事件」が言及されている。それに答えて、Oh, Henryも

☆トッペイさん
高橋清隆さんの「偽装報道を見抜け」にもサカキバラ事件のことが詳しく書かれています。あの頃は私もB層でしたから報道に裏があるとは思ってはいなかったのですが、今となっては報道にはすべて裏があるという前提で接する必要があると思っています。
と言っている。BからP*3に移行したんでしょうかと思いたくなるが、それもさておき、〈酒鬼薔薇陰謀論というのはカクマルの目玉商品だった。この2人がカクマルと関係があるかどうかはわからない。多分ないんじゃないかと思う。何しろ10年くらい前だと、ちょっと大きな本屋には〈酒鬼薔薇陰謀論のパンフレットが置いてあったのだ。ただ、妖しい奴は妖しい奴に共鳴するということはいえるのではないか。
それから、またOh, Henry曰く、「vanacoralさん、kojitakenさんというのはおそらく裏の権力の意を受けた人間だと私は見ています」。そうなんですか。実際にお会いしたら、美味しいものを奢ってもらわなくちゃ。また、最近街で噂の「ゴルゴ十三」*4も登場している。