澁谷由里『張作霖』

澁谷由里『張作霖――満洲の覇者、未完の「愛国」』*1を数日前に読了した。


はじめに
本書中の表記について


序章 その日、現場では何が起きたのか?
第一章 「満洲馬賊」になるまで
第二章 義和団事件と日露戦争--日本との交錯
第三章 清末新政から辛亥革命へ--「満洲」で変わったこと、変わらなかったこと
第四章 「東北王」への道--のしあがる張作霖
第五章 越えがたい長城--北京への遠い道のり
第六章 「愛郷」と「愛国」のはざまで
第七章 大元帥への道
おわりに--爆死をのりこえて


参考文献・史料
あとがき

食レポと蘊蓄



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>法的問題への責任が、著者にも版元にも発生しうる

ああ、そこまで頭が回っていませんでしたね、失礼しました。

エロ系雑誌ですが、ざっと検索したところ、マニア向け投稿雑誌はまだあるようですが、他はもうSMスナイパーもWEBになっているし、官能小説だけでなく中間小説誌はもうだめのようです。

ただ、フランス書院文庫は、ネット上で広く原稿募集していますね。
https://www.france.jp/others/boshu

アマチュアにとって、いきなり「文庫」1冊分というのはかなりハードルが高そうですね。でも、編集者は親切そうですね。
町山智浩氏*1曰く、
ところで、ポルノ小説と普通の小説はどう違うのだろうか。普通の小説にもセックス・シーンはある。また、ネットで、例えばPornhubとかにアクセスすれば、瞬時にあからさまなエロが享受できる時代に、言葉としてのポルノ小説の意義というのは何処にあるのか。一言で言えば、その二階性だろう。いくら性器や行為の露骨な映像があっても、それらはたんなる自然であろう。解剖学や動物行動学の教科書だって、そうした露骨な画像が載っているかも知れない。ポルノのポルノたる所以は、自然に浸りつつ、同時にその自然から身を引いて、その感覚を言語化しようとすることであろう。味わうことを味わうという意味で二階的である。或いは、食それ自体と食レポとの関係。その自然から身を引くということは、目下の感覚(体験)を他(ほかの女や過去の経験)との比較に位置づけるということだ。しかし、それと目下との関係が見失われたり、稀薄になったりすると、それは蘊蓄に逃げたなと感じられることになる。また、一般の小説では、あくまでもこの描写が他のもの(プロットや主人公の人格やら)に従属しているということになるか?
それにしても、「性器の解剖学的構造を忘れ」て、〈食レポ〉はできるのだろうか?
See also


花房観音「背徳感溢れる物語」『波』(新潮社)649、pp.122-123、2024 *2

「実弟」

東海アマ「高市早苗の正体が続々と暴露されている」https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6240632.html *1



曰く、


高市大休*2の実弟は、朝鮮関係の情報通なら誰でも知っている有名人、池口恵観*3である。朝鮮総連の代理人となったことでも知られ、北朝鮮系の有力者と見られていて、鹿児島の自分の寺に、金日成像を設置して拝礼しているという。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E5%8F%A3%E6%81%B5%E8%A6%B3

 本名が鮫島正純といい、鹿児島の醤油屋の息子になっているのだが、なぜ松山市出身のはずの高市大休と実の兄弟なのだろう?
 鮫島といえば、鹿児島県の名家で、小泉純一郎の父、純也も鮫島家出身といわれる。しかし、居住地は、大久保利通と同じ加世田で、秀吉が朝鮮陶工を連れ帰って住まわせた土地だった。

 鮫島純也は、小泉又次郎の養子となり、氏姓を変えてしまった。おまけに、純也の履歴は加世田小学校に記録されていないらしいので不可解だ。
 後に純也は、岸信介が創設した世界最大の麻薬密売組織、昭和通商の名簿に、文鮮明とともに登場する。

 恵観が有名になったのは、朝鮮総連が詐欺的手法により、朝銀の政府借入資金2兆円を踏み倒して、本部を差し押さえられたとき、代理人として朝連本部を買い戻そうとした事件だ。
 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/627fb81b0d0c9d04c5d5554f04c8e50305444ca5

 結局、恵観は疎外されたらしいが、北朝鮮との密接すぎる関係が注目された。
 https://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130505/dms1305051858002-n1.htm
 高市早苗の叔父なのだが、これで高市早苗が北朝鮮系の人脈にいることが浮かび上がってきた。これは小泉純一郎も同じだ。

「実弟」って、何を根拠にしているのだろうか。戸籍謄本でも持っているのか? 池口って、過去に安倍晋三や暴力団や朝鮮総聯や暴力団や清原和博や貴乃花との関係が報道されてきたけれど、高市早苗との関係が云々されたことはなかった。Wikipediaの「 池口恵観」の項にリンクが張られているが、当然ながら、そこには「 池口恵観」が「高市早苗の叔父」であることは記述されていない。
さて、東海アマの「政界に浸透している統一教会」というエントリー*4の中にも上で引用したのと略同一の箇所がある。つまり、彼は平気で自己剽窃をしているんだね。

30分歩いて

少し前になるが、Eテレで、仏蘭西の取材ティームがタリバン支配下のアフガニスタンに潜入したドキュメンタリーをやっていた。その中で、タリバンが「観光」に力を入れているというトピックが出てきた。その目玉のひとつは、(自分たちが20年以上前に破壊した)バーミヤンの石仏*1を廃墟のまま見せるというもの。もうひとつはスキー。ただ、リフトがないので、30分歩いて斜面を上って、1分余りで滑り降りてというのを繰り返すというもの。
以前、横溝正史が戦時中に発表したという新聞小説『雪割草』*2を読んで、戦時中の日本に既にスキーというレジャー文化があったことを知り、少し驚いたことがあったが、その頃のスキー場も(リフトがないので)30分歩いて斜面を上って、1分余りで滑り降りることを繰り返していたわけだ。
スキー場のリフトは最初に何時頃設置さっれたのかというのを調べてみたら、直ぐにわかった。1947年。1946年、長野県の丸池スキー場をGHQが接収し、「進駐軍第8軍のスキー大会を開催するため」*3リフトを設置するよう日本側に命じ、1947年1月20日に完成したのだった*4

国鉄は「東急」?

鴻巣友季子『なぜ日本文学は英米で人気があるのか』*1によると、英国で松本清張の『砂の器』*2と『点と線』*3の英訳がベストセラーになっているという(p.17)。
さて、タイトルは直訳のVessel of SandやDots and Linesではない。Inspector Imanishi InvestigationTokyo Express. 訳し戻してみると、『イマニシ警部の捜査』、『東京急行』になる。たしかに、今西栄太郎は主人公といえるけど、『砂の器』を彼を中心にして読んだことはあるだろうか? それから、Tokyo Expressは直訳すると、 東京急行になり、さらに略すると、東急になってしまう。

『シモーヌ・ヴェイユ思想入門』など

本を買った。

今村純子『シモーヌ・ヴェイユ思想入門』光文社新書、2026

釘貫亨『日本語の書き言葉はどう変わってきたか せめぎ合う漢字・ひらがな・カタカナ』中公新書、2026丸谷才一『後鳥羽院 第二版』ちくま学芸文庫、2012

法的問題など



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長生きしてお元気な人が自費出版するくらい好きにさせたげて、と思うし、内容も手直ししないほうが後年史料(?)になるのでは。
エロ小説分野は、エロ系の雑誌出している出版社に持ち込んだほうがいいのでは。官能小説読者には高齢層がいると思われ。ただし、そういう雑誌もなくなってWEBに移ったりしていますね。

言及した記事*1で引用しなかった部分では、「私家版」と「自費出版」の区別について語られています。「自費出版」もISBNが賦与されてオンライン/オフラインの書店で売られうる商品などで、そこには盗用、プライヴァシー侵害、名誉棄損などの法的問題への責任が、著者にも版元にも発生しうるわけで、「手直し」云々というのは、そうした問題の回避ということに関わっています。
SMのような特殊なものはともかく、今エロ小説に特化した雑誌って今でも生き残ってるんでしょうか? 

*1:浅田みやこ「300万円かけた自伝が「裁断処分」に…シニアに広がる自費出版ブームの闇、家族が受け取り拒否する“悲劇の正体”」https://news.yahoo.co.jp/articles/80c085e0ed1908b9a48f7f108f034ea1a8a28c0b