野菜スープを弱火で煮込み、ソファに腰を下ろして本を開く。そこまではよし、である。不図、手で目を擦る。その瞬間、痛みでもないし、熱い!としかいえないような感覚が走る。さっき、唐辛子を牛肉に擦り込んで、一応は手を洗ったのだが、その唐辛子がまだ落ちずに手には残っていたのだ。とても目を開けていられない。急いで、目を水で洗い、ティッシュを濡らして、目に押し当てるも、まだ目は熱いままだ。数分間だけれども、〈失明〉ということも、頭の中にちらつきましたよ。熱さが目から去ったのは、時計的時間では10分後くらいだけれども、私の主観的時間においては、かなり経ってからだ。笑ってしまうのは、偶々なのかそれとも無意識的意図なのかはわからないが、食後、今度は別の手で目を擦り、熱い!が反復されてしまったことである。
それはそうと、夕食では、「力波黒pi*1」を飲んだ。英語ではDark Beerと表示されている。「力波」*2は地元でも「三得利」と並んで安いブランドなのだが、昨日スーパーで、「力波」も黒ビールを出したのか、1回試してみようと思い、1本だけ買ったのだが、実際に飲んでみると、「ギネス」などとは似ても似つかぬという感じである。とにかく甘! まるで咳止めのシロップを飲んでるみたいだぜ。裏のラベルを見てみると、「原料」に「糖」が入っているではありませんか。そういえば、「上海老酒」というのも砂糖入りであった。
*1:くちへん+「卑」。GB3801。