渡辺京二 - Living, Loving, Thinking, Again

既に昨年のことだけど。記録（記憶）しておく。
『熊本日日新聞』の記事；

＜速報＞日本近代史家の渡辺京二さん死去、92歳
熊本日日新聞 | 2022年12月25日 13:06

　熊本市在住の日本近代史家で、作家の故石牟礼道子さんを編集者として支えた渡辺京二さん*1が25日、死去した。92歳。京都市出身。代表作「逝きし世の面影」や「黒船前夜」、「バテレンの世紀」など近代を問う著作で知られる。石牟礼さんと共に水俣病患者の支援組織「水俣病を告発する会」の結成にも関わり、「熊本風土記」や「暗河［くらごう］」、「炎の眼」などさまざまな雑誌を刊行してきた。本紙で昨年4月から週1回、大型評論「小さきものの近代」を連載している。
https://kumanichi.com/articles/897949

平凡社のツィート；

在野の「知の巨人」渡辺京二さんが亡くなりました。名著『逝きし世の面影』をはじめ、『近代の呪い』『幻影の明治』など、数々の著書を弊社で上梓いただきました。謹んでお悔やみ申し上げます。https://t.co/xG64RlGq8J
— 平凡社 (@heibonshatoday) 2022年12月25日

若松英輔氏*2；

渡辺京二さんが亡くなられた。とても残念だが、同時にその豊かな仕事を思うと、本当にありがとうございましたといいたい。京二さんとはいろんなことをお話ししたが、印象に残っているのは、武者小路実篤をめぐってのことだった。「武者小路はいいね」と京二さん、「はい。とてもよいと思います」。
— 若松英輔 (@yomutokaku) 2022年12月25日

中島岳志氏*3；

私が渡辺京二さんとお会いしたのは、熊本の石牟礼道子さんの病室でした。私が好きなのは、やはり『評伝宮崎滔天』『神風連とその時代』『北一輝』です。ありえたはずのもう一つの近代を、私も追い求めます。

＜速報＞日本近代史家の渡辺京二さん死去、92歳｜熊本日日新聞
 https://t.co/43r1c13C6I
— 中島岳志 (@nakajima1975) 2022年12月25日

吉村萬壱氏*4；

渡辺京二さん、若松英輔氏に連れられて石牟礼道子さんに会いに行った時に一度だけお話しする機会を得たが、近所に住んでる天才お爺ちゃんという感じだった。忘れられない時間を、ありがとうございました。
— 吉村萬壱 (@yoshimuramanman) 2022年12月26日

河野有理氏；

渡辺京二の位置付け難さ、右翼は「もう知ってる」と思い込んで学ばず、左翼も「もう知ってる」と思って避けようとする、日本思想史という主題そのものの位置付け難さとリンクしているようで、なかなか切ないというのはあります。石牟礼道子の伴走者あたりが一番口当たりがいいか、そうかあ、という。
— 河野有理 (@konoy541) 2022年12月25日

米本浩二氏*5；