2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧
藤崎圭一郎「冗長美論・後編」http://cabanon.exblog.jp/5754173 これは「冗長性(redundancy)」についての論攷なのだが、それとは別に気になった箇所をメモする。 [1980年代に]理想の身体イメージが現実世界で筋肥大する。ブルース・リーのしなやかな肉…
『朝日』の記事なり; 北海道庁、私学補助金の査定項目に「国旗・国歌」 2007年07月14日15時56分 北海道庁が今春、道内の全私立高校54校に対し、補助金の査定項目として「国旗掲揚と国歌斉唱の実施状況」の報告を求めていたことがわかった。道内では、道立…
張凌、趙斉「“黒茶室”雇茶托専騙外国人」『東方早報』2007年7月13日 「茶托」を20数人雇い、南京東路や外灘一帯で外国人を「釣って」いた、南京東路の「新黄浦金融大厦」にある某茶室が摘発されたという話。「茶托」は王均熙編『新世紀漢語新詞詞典』*1によ…
石剣峰「汪暉黄平下 呉彬上」『東方早報』2007年7月13日 雑誌『読書』を刊行する三聯書店の責任者は、雑誌『読書』の「執行主編」汪暉*1と黄平を更迭し、新しい「主編」は「三聯書店副総経理、副総編輯」の潘振平が、「執行副主編」は呉彬と李学軍(留任)…
『朝日』の記事; 劇作家・演出家の太田省吾さん死去 「沈黙劇」高い評価2007年07月13日21時20分 せりふを排除した前衛的な「沈黙劇」で知られ、「水の駅」などの代表作が海外でも高く評価されている劇作家・演出家の太田省吾(おおた・しょうご)さんが13…
http://d.hatena.ne.jp/dlit/20070521/1179748496 「水伝」への「言語学的な視点からの反論」。笑ってしまうくらい面白い。「水伝」をネタにした「言語学的な視点」の入門という趣がある。考えてみれば、初等・中等教育では英語や日本語(国語)は教えるかも…
Hannes Stein “The philosophical Madonna” http://www.signandsight.com/features/510.html 2005年12月にDie Weltに掲載されたDaniel Cohn-Benditへのインタヴューの英訳版。両親の親友だったハンナ・アレントについて語る。 ここでは、「シオニズム」につ…
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070615/1181870342で記したように、Michael J. Sandelは5月27日に上海復旦大学講演を行った。同日、彼は杜維明*1と討論を行っており、『外灘画報』2007年7月5日号にその内容が文字化されている; 「君子和而不同、小人…
安〓*1「韓駐滬領館文化処挂牌成立」『東方早報』2007年7月12日 中韓国交樹立15周年*2を期して、ライブラリーやギャラリーを具えた韓国駐上海領事館文化処が徐家匯に開設された。近所の筈なのだが、具体的に徐家匯のどの辺りなのかはわからない。 *1:jin4. …
承前*1 矢野穂積と朝木直子だが、不当な個人攻撃を加えたのは薄井雅美議員が初めてではなかった。「佐藤まさたか」議員に対しても執拗な攻撃を加えていた。佐藤氏、blogにて曰く、 昨年秋、朝木直子市議は、私の家族が暮らす日野のマンション前にカメラ片手…
http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20070707/p1 「しない させない 就職差別 働くのは私! 私自身を見てください」という大阪府の「就職差別撤廃月間」の標語*1を巡るArisanの違和感。曰く、「ここでの「私自身」には、その人の現実の生や、実際の差別という事柄…
http://nao.s164.xrea.com/td/2006-10-14.html#p01 http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=1950165 今の中学校では英語の時間に筆記体を教えないということを知る。筆記体は日本語(中国語)でいえば行書に当たる。日本語だって、律儀に楷書で書いていた…
多文化主義社会の到来 (朝日選書)作者: 関根政美出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2000/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (8件) を見るhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070708/1183872737でも引用したが、関根政美『多…
Skelita_vergberさんのところで、「ヒトカラ」なる言葉を知る*1。まあ、カラオケというのは〈恥を掻くこと〉を相互で共有して、そのことで共同性なり集団の凝集性なりを高めるという社会的機能はあるのだと思う。要は〈恥ずかしさの共有〉なので、カラオケと…
承前*1 http://www5a.biglobe.ne.jp/~outfocus/ir-ninshiki/lr-nihon-hidari.htm 様々な典拠を引っ張って、「古代日本における左優位」を主張する。取り敢えずマークしておこう。私としては、規範的な対立として(別に大本の関係者ではないが)火/水という…
承前*1東村山の薄井雅美市議会議員に対して出されていた「辞職勧告」「請願」は「賛成は矢野委員のひとりだけで、反対多数で不採択となった」*2。取り敢えず、この件は「一応の収束を見ることになった」。また、http://shibuya.txt-nifty.com/blog/2007/07/p…
『読売』の記事なり; 高校で中国語・韓国語授業が急伸、10年で3倍に 全国の高校で、中国語や韓国語の授業を行う学校が急増している。 文部科学省によると、その数は800校を超え、履修する生徒も約3万人にのぼる。 明治以来、英語以外の外国語教育で…
承前*1 要するに、「低学歴臭」が漂っているのだ。日東駒専臭といおうか、大東亜帝国臭といおうか。 むろん、低学歴者には低学歴者なりのもてなさというのがあるし、きっと低学歴社会では、初めてのデートでセックスに持ち込むというのは、普通のことなのだ…
承前*1 藤原正彦先生の『国家の品格』の英訳本が遂に出たらしい。この場合の「国家」がstateなのかnationなのか揺れがあったわけだが、訳書はnationを採用している。 Japan Timesのレヴュー; A question of dignity or cause for embarrassment By ANDREW R…
先ずは2005年の新聞記事から; Todd Crowell “The Confucian renaissance” http://www.atimes.com/atimes/China/GK16Ad01.html For most of the last century, Confucius (or Kongfuzi - Master Kong) has been under a cloud in his homeland. Everyone fro…
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070705/1183649085で、「ケータイの爆発というのは、今回のように死者は出ていないものの、中国でけっこう起こっている」と書いたのだが、米国でも起こっているということを知る; http://blog.so-net.ne.jp/tabipaso/2005…
承前*17月4日付けの『沖縄タイムズ』によると、「普天間飛行場の危険性を訴えようと沖縄国際大学のピーター・シンプソン准教授らは米独立記念日の四日午前、「普天間」が見渡せる同氏の研究室で星条旗を逆さに掲げた」。しかし、これに「沖縄国際大学」「…
Haruki Murakami “Jazz Messenger”(translated by Jay Rubin) http://www.nytimes.com/2007/07/08/books/review/Murakami-t.html?8bu&emc=bu このエッセイは、”I never had any intention of becoming a novelist — at least not until I turned 29. This is…
強引にhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070708/1183872737に関連させつつ。保坂和志氏が 「学校という場所——未履修問題と子どもの自殺について」http://web.soshisha.com/archives/world/2006_1130.php というテクストの中で、 私より数歳年下の、だいたい…
承前*1三谷さんがハーバーマスの文章の独逸語からの翻訳を試みている*2。また、三谷さん経由で、 Stephen Metcalf “Richard Rorty: What made him a crucial American philosopher?” http://www.slate.com/id/2168488/ を知る。12人のローティ追悼コメント+…
勿論precariat*1という言葉は知っている。さて、http://d.hatena.ne.jp/femmelets/20070614#1181833079経由で、intello precaireという「数年前から」「流行語として定着して」*2いる仏蘭西語を知る。そもそもは、Anne RambachとMarine Rambachという二人組…
篠原一『ポスト産業社会の政治』(東京大学出版会、1982)ポスト産業社会の政治 (1982年) (UP選書〈223〉)作者: 篠原一出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1982/02メディア: ? クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見るかなり前に多分「ポスト産…
散歩の途中で買った本; 張頤武『全球化輿中国電影的転型』中国人民大学出版社、2006 前言:従銀幕的背面開始第一章 観衆的力量:感傷輿伝奇 第二章 超越啓蒙論輿娯楽論 第三章 再度想象中国輿新的内向化 第四章 20世紀90年代中国電影的空間想象 第五章 発展…
承前*1http://d.hatena.ne.jp/gordias/20070706/1183703094にて知る。 ユルゲン・ハーバーマスによるローティ追悼文の英訳; “Philosopher, poet and friend” http://www.signandsight.com/features/1386.html 先ずはローティからe-mailで癌のことを告げられ…
金曜日は茂名北路の新しいギャラリー「安杰当代藝術画廊(Andrew James Art)」*1の周鉄倫「美麗・武器・野獣(Beauty, Weapon & Beast)」を観に行く。展示された12枚の油絵は文字通り、美女と兵器と獣の絵*2。絵には、余計な解釈を封じ込めるかのように、…