『読書』換帥

 石剣峰「汪暉黄平下 呉彬上」『東方早報』2007年7月13日


雑誌『読書』を刊行する三聯書店の責任者は、雑誌『読書』の「執行主編」汪暉*1と黄平を更迭し、新しい「主編」は「三聯書店副総経理、副総編輯」の潘振平が、「執行副主編」は呉彬と李学軍(留任)が担当することを発表した。呉彬は1979年の『読書』創刊以来の編輯部員。北京のメディアは6月から『読書』の人事問題を報道していた。この背景には、最近数年間で『読書』の発売部数が急激に低下したことがある。
1979年に創刊された『読書』は中国を代表する書評雑誌であるが、今回更迭された汪暉と黄平が「執行主編」になったのは1996年。それ以来、文学関係の文章が減り、内容は社会科学・哲学系にシフトした。重点的に掲載していたのは、「三農」(農村・農民・農業)問題、グローバル化亜細亜問題。
6月には、1996年から2005年までの雑誌掲載記事を集めた全6冊のアンソロジーが刊行されている(生活・読書・新知三聯書店);


『不僅為了紀念』
『逼視的精神』
『重構我men的世界図景』
『《読書》現場』
『改革:反思輿推進』
『亜州的病理』