免責の対象

承前*1


ナベツネ渡邉恒雄)は読売の「検証・戦争責任」記事で戦争責任を全面的に東條英機に押し付け、昭和天皇を免責させた(原武史)」https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2024/12/24/084219



原武史*2のツィートが引用されている;


これに重ねて、古寺多見氏曰く、

 原武史が指摘する通り、ナベツネは戦争責任を東条英機一人に押しつけて昭和天皇を免責していたが、免責されたのは何も昭和天皇だけではない。岸信介の戦争責任をもナベツネは免責した。それがナベツネが安倍政権支持(靖国に参拝しないことという条件はつけていたが)を正当化する大きな理由の一つだった。だが、東条をヒトラームッソリーニと同一視するような歴史家など今時誰もいない。しかしそんなことさえ「死ねば皆いい人」の圧力で指摘することが憚られる悪しき空気になってしまっている。

 そんな欺瞞に満ちたナベツネの「反戦」を手放しで評価する「リベラル」たちはおめでた過ぎるとしか言いようがない。

渡邉恒雄が戦争責任を解除したのは昭和天皇だけではなく、岸信介もだった。