2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ネタではない?

山本一郎*1「「竹中平蔵の講義に反対」ビラ配った学生に東洋大学が退学勧告との報」https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20190122-00112056/ 猪野亨*2「東洋大学 竹中平蔵「教授」を批判した学生に退学勧告? これで退学はあまりに理不尽」https…

10年遅い!

タックル内田「青春補完作業」http://conservatism.hatenablog.com/entry/2019/01/01/223704 曰く、 確かに洋楽、洋ロックにはどこか憧れがありますよね。でも、今40-50台ぐらいのリア充が主に聴いていた音楽って爆風スランプとかXJapanとか渡辺美里、ブルー…

村上春樹『ラオスにいったい何があるというんですか?』

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 (文春文庫 む 5-15)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る村上春樹『ラオスにいったい何があるというんですか?』*1を先週読了。 …

吾身世に古田中眺めせし間に

昨日、古田武彦に言及したのだった*1。 その古田氏が2015年に逝去していたことを、その後に知った。 『クリスチャントゥデイ』の記事; 『「邪馬台国」はなかった』の古田武彦氏死去 89歳 葬儀はなし 2015年10月16日13時09分 著書『「邪馬台国」はなかった…

哀れ不比等!

さとうしゅういち*1「日本書紀を改ざん・捏造した藤原不比等の総括を戦後すぐしておくべきだった」https://hiroseto.exblog.jp/27930962/ いやはや吃驚! この方の政治的言説はこれまでも度々参照してきたが、こういうことを信じていらっしゃるのね! いわゆ…

そもそも汚れていた?

Andrew Benjamin “The Crucifixion of James Watson” https://www.americanthinker.com/articles/2019/01/the_crucifixion_of_james_watson.html “DNA pioneer James Watson stripped of honours after 'reckless' race remarks” https://news.sky.com/story…

ぱくり或いはパロディ?

たまさぶろ*1「出版社系初の週刊誌誕生、『週刊新潮』は今日も発売中です」https://www.huffingtonpost.jp/tamasaburo/sokan-blog-8_a_23641482/ 『週刊新潮』の創刊号について。 週刊新潮創刊号のメインは同社お得意の小説。「三大連載小説」と題し「鴨東綺…

終わってない!

「何がしたいのか分からないまま人生が終わった」https://anond.hatelabo.jp/20190119193055 「終わった」という過去完了なので、タイトルだけ見たとき、遺書だと思った。「来月も、来年も、かわりばえのしない日々がただ続いていく」。そして、(日本人の平…

「パンチ」の時代?

「パンチパーマに金のネックレス、選手名鑑には住所…古き良き“昭和のプロ野球”」https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181226-00000050-sasahi-base&p=1 これは匿名の記事。 昭和のプロ野球選手で思い浮かぶのが、まずはその髪型だ。ほぼ全員と言って…

或る物語の終わり

石戸諭*1「稀勢の里に託された<日本人横綱>という物語 「安易な構図」をまだ続けるのか?」https://www.huffingtonpost.jp/2019/01/19/kisenosato-monogatari_a_23647370/ 「横綱・稀勢の里*2が引退した」*3。彼は「モンゴル出身力士に立ち向かう日本出身…

「先例」と「新儀」(メモ)

贈与の歴史学 儀礼と経済のあいだ (中公新書)作者: 桜井英治出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/11/24メディア: 新書購入: 4人 クリック: 61回この商品を含むブログ (34件) を見る桜井英治*1『贈与の歴史学』から。 中世の裁許状(裁判の判決書)に…

野菜といえば

「ジャガイモやカブなど野菜をしきりに描いている文人がいるが、あれなども劉生が日本画でさんざん手がけたものの影響にすぎない」と松本清張*1が言ったそうな*2。「野菜をしきりに描いてい」た昭和の「文人」ということで、真っ先に思い浮かぶのは武者小路…

「心の鎮痛薬」

高木昭午「生きづらい若者の逃げ道「市販薬依存」の恐ろしさ」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190119-00000017-mai-soci 実は、シャブやシンナーよりも「頭痛薬」や「風邪薬」などの「市販薬」の方が厄介だという話。松本俊彦氏*1へのインタヴュー。 …

セネストパチー(メモ)

私は本当に私なのか―自己論講義 (Lecture books)作者: 木村敏,金井美恵子出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 1983/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見る木村敏*1、金井美恵子*2『私は本当に私なのか 自己論講義』からメモ。 (前略)体感異常――体…

「おしゃべりな墓」

須賀敦子の旅路 ミラノ・ヴェネツィア・ローマ、そして東京 (文春文庫)作者: 大竹昭子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/03/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (13件) を見る大竹昭子『須賀敦子の旅路』*1から。 ミラノの「ランブラーテ墓地」につ…

「天體のごとき量感」

現代秀歌 (岩波新書)作者: 永田和宏出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2014/10/22メディア: 新書この商品を含むブログ (9件) を見る永田和宏『現代秀歌』*1から。 浜田到の 死に際を思ひてありし一日のたとへば天體のごとき量感もてりという短歌に寄せて曰く…

66歳!

籏智広太*1「中学生を匿名ブログで中傷 66歳男性に侮辱罪で略式命令」https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/sharaku 曰く、 在日コリアンの男子中学生(当時)をネット上の匿名ブログで誹謗中傷したとして、大分市に住む66歳の男性が侮辱罪で科料9千円の…

背中を押したもの

承前*1たまさぶろ「昭和四十年男の必需品、最後発FM誌『FMステーション』開局 【創刊号ブログ#7 後編】」https://www.huffingtonpost.jp/tamasaburo/sokan-7_a_23641194/ FM雑誌の衰退の端緒にはやはりJ-WAVEがあったのね; アメリカン・テイストをFM誌に持…

風評被害など

最近、イケダハヤト*1周辺が煙っているようだけど、取り敢えずタイトルだけメモ; フロイド*2「脱社畜サロンの信奉者は言うなればヤク中」https://www.byosoku100.com/entry/2019/01/16/092303 フミコフミオ*3「社畜の僕が、脱社畜サロンを弁護してみた。」h…

バカッター以前?

日野瑛太郎「「バカが可視化される時代」とどう向き合うか」http://dennou-kurage.hatenablog.com/entry/2013/08/06/205343 このエントリーが書かれた頃は、まだ「バカッター」という言葉*1はなかったようだ(或いは胎児状態?)。 多くの方はご存知だと思う…

「指の隙間から絶え間なくこぼれ落ち」

細雪(上) (新潮文庫)作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1955/11/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 26回この商品を含むブログ (107件) を見る細雪(中) (新潮文庫)作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1955/11/01メディア: 文…

「想像」の芬蘭

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 (文春文庫 む 5-15)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る村上春樹「シベリウスとカウリスマキを訪ねて」(in 『ラオスにいったい…

梅原猛

安藤健二「梅原猛さん死去、93歳。日本の古代史に大胆な仮説を展開した「知の巨人」」https://www.huffingtonpost.jp/2019/01/13/umehara-takeshi_a_23641514/ 哲学者の梅原猛氏*1が他界したという。法隆寺論に始まる所謂「梅原日本学」は実証的な批判の十字…

4分の1世紀

「ユン・チアン『ワイルド・スワン』の下放体験と小松左京「やぶれかぶれ青春記」の学徒動員体験とがそっくりな件」http://kj-books-and-music.hatenablog.com/entry/2019/01/14/120541 『ワイルド・スワン』の著者、張戎*1について、「私なら「チャン・ユン…

何故東西線じゃなかったのか、とか

水声 (文春文庫)作者: 川上弘美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/07/06メディア: 文庫この商品を含むブログを見る川上弘美*1『水声』から; この家に二人で戻ってきた1996年の前年、陵は通勤途中に地下鉄サリン事件に遭遇する。 当時千駄木のマン…

Shinkai's tribute

承前*1関根和弘「市原悦子さんの死去、新海誠監督も悼む「初めてセリフをいただけた時の感動、つい昨日のようです」」https://www.huffingtonpost.jp/2019/01/13/etsuko-ichihara_a_23641531/ 市原悦子さんは『君の名は。』*2に出ていたのだった。 市原悦子…

「多数」から「ひとり」へ

エウパリノス・魂と舞踏・樹についての対話 (岩波文庫)作者: ポールヴァレリー,Paul Val´ery,清水徹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/06/17メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (18件) を見るポール・ヴァレリー*1「エウパリ…

「ふしぎな作用」

須賀敦子の旅路 ミラノ・ヴェネツィア・ローマ、そして東京 (文春文庫)作者: 大竹昭子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/03/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (13件) を見る大竹昭子『須賀敦子の旅路』の「はじめに」から。 どうやら、須賀敦子と…

仙一鳥

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 (文春文庫 む 5-15)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る村上春樹「緑の苔と温泉のあるところ」(in『ラオスにいったい何があると…

市原悦子

ハフポスト日本版編集部「市原悦子さん死去、82歳 「家政婦は見た!」などに出演」https://www.huffingtonpost.jp/2019/01/13/etsuko-ichiyara_a_23641217/ 曰く、 女優の市原悦子さんが1月12日、死去した。82歳だった。所属事務所のワンダー・プロダクショ…