電車道 (新潮文庫)作者: 磯〓憲一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/10/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る磯崎憲一郎の『電車道』*1を先日読了。 「洞窟」で始まって「洞窟」で終わるこの小説（p.7、p.267）がどんな本なのか、取り敢…

Sara C Nelson “Wu Yongning Records Own Death After Rooftop Stunt Goes Tragically Wrong” http://www.huffingtonpost.co.uk/entry/rooftopper-wu-yongnings-death-caught-on-video-as-he-plunged-62-floors_uk_5a2fde2ce4b078950283ab5c（「命綱なしのパ…

日曜日に黄灯『大地上的親人』*1を読了。著者の夫の故郷である湖北省孝感市孝昌県豊山鎮豊三村、著者が生まれた場所である湖南省岳陽市汨羅市三江郷鳳形村、育った場所である汨羅市長楽鎮隘口村の、家族たちのライフ・ヒストリー。現代中国農民の家族の自伝…

少し前の『スポーツニッポン』の記事； 海老一染之助さん死去 兄の染太郎さんとのコンビで人気 伝統演芸・太神楽（だいかぐら）*1の曲芸師・海老一染之助さん*2＝本名・村井 正親（むらい まさちか）＝が６日午前１１時３１分、肺炎のため、東京都杉並区の病…

承前*1被害者である貴ノ岩を巡って。 『スポーツ報知』； 二宮清純氏、暴行被害の貴ノ岩に「救済制度を考えてもいい」 スポーツ報知 スポーツ報知/報知新聞社 2017/12/08 ８日放送のＴＢＳ系「ひるおび」（月〜金曜・前１０時２５分）では、幕内・貴ノ岩が元…

佐藤優、保阪正康「時代に抵抗するための遺産 岩波文庫と私 ３」（in 『岩波文庫と私』、pp.22-32）*1 保阪氏の発言； 僕は、昭和史や近代史を生きた人には、かなり多く会ってきました。一番記憶に残っているのは、五・一五事件の檄文の最後に「農民同志」と…

女性自身「瀬戸内寂聴 66歳下秘書・瀬尾まなほと400人を前にマジ喧嘩」https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171129-00010009-jisin-ent 吉川慧「瀬戸内寂聴を支える、おちゃめな29歳秘書。寝起きに下着を見せて「かわいいでしょ？」」http://www.huff…

承前*1M Train作者: Patti Smith出版社/メーカー: Bloomsbury Publishing PLC発売日: 2015/10/06メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見るパティ・スミス姐さんによるシルヴィア・プラスの墓参りの続き。 I had only one pack of Polaroid film w…

チャイナ・メン (新潮文庫)作者: マキシーン・ホンキングストン,Maxine Hong Kingston,藤本和子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/06/26メディア: 文庫この商品を含むブログ (12件) を見るマクシーン・ホン・キングストン『チャイナ・メン』*1からメモ； …

『朝日新聞』の記事； 出廷被告のブラ禁止は「人権侵害」 大阪府警に弁護士会 大貫聡子2017年12月6日20時08分 大阪府警の留置施設にいる女性被告が法廷に出る際、ブラジャーの着用を認めないのは「羞恥（しゅうち）心を侵害する措置で、人権侵害だ」として、…

『朝日新聞』の記事； 「超限界集落」ついに１世帯１人に 高齢者相次ぎ特養へ 石橋英昭2017年12月14日08時00分 仙台藩の藩境警備に由来する山中の集落で「超限界集落」化が進んでいた宮城県七ケ宿町稲子（いねご）の住人が、１世帯１人だけになった。昨年は…

承前*1山田敏弘「世界から見た大相撲問題の本当の「異常さ」」https://a.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%81%9F%E5%A4%A7%E7%9B%B8%E6%92%B2%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AE%E3%80%8C…

http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20171031 今年もWashburn氏の映画「ベストテン」の季節か！ としみじみ鑑賞感傷に耽っていたのですが、身内の事情もあったりして、もう締切が目前に迫っているではありませんか。 「オールタイム」ということで、考え込…

11月末に読了していた本２冊。期待と回想 語りおろし伝 (朝日文庫 つ 12-1)作者: 鶴見俊輔出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2008/01/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (32件) を見る鶴見俊輔『期待と回想』*1 きせる学問――…

中国語（漢語）ではAmeicaのことを米ではなく美と表記する。もしかして、「米」という漢字から中国人は米国ではなく英国を連想するのかも知れない。英国のユニオン・ジャックを中国語で「米字旗」ということがあるからだ（See 呉以義『海客述奇』*1、p.33）…

チャイナ・メン (新潮文庫)作者: マキシーン・ホンキングストン,Maxine Hong Kingston,藤本和子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/06/26メディア: 文庫この商品を含むブログ (12件) を見るマクシーン・ホン・キングストン*1『チャイナ・メン』から。 「に…

『朝日新聞』の記事； ジェンキンスさん死去 拉致被害者曽我ひとみさんの夫 2017年12月12日11時32分 北朝鮮による拉致被害者、曽我ひとみさん（５８）の夫、チャールズ・ジェンキンスさん*1が１１日、住んでいた新潟県佐渡市で亡くなった。７７歳だった。同…

11月25日付の『朝日新聞』の記事； 「何であんな黒いのが好き」自民・山本氏、アフリカ巡り 2017年11月25日11時56分 前地方創生相の山本幸三・自民党衆院議員（福岡１０区）が、北九州市で２３日に開かれた三原朝彦衆院議員（自民、福岡９区）の「政経セミナ…

夏目漱石と西田幾多郎――共鳴する明治の精神 (岩波新書)作者: 小林敏明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2017/06/21メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る今月初めに小林敏明『夏目漱石と西田幾多郎――共鳴する明治の精神』を読了。 序章 西田はな…

電車道 (新潮文庫)作者: 磯〓憲一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/10/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る磯粼憲一郎『電車道』の「解説」にて保坂和志氏*1曰く、 二十一世紀のネットと人工知能の社会になって人間の危機がいろいろに…

承前*1『毎日新聞』の記事； ＜北朝鮮船＞乗組員６人強制送還へ 入管退去手続き 12/11(月) 21:26配信 毎日新聞 北海道松前町の無人島・松前小島に一時避難した北朝鮮の木造船の乗組員１０人のうち船長ら３人が窃盗容疑で逮捕された事件で、札幌入国管理局は…

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承前*112月５日午前２時羽田発の春秋航空機に乗って、北京時間４時過ぎに上海浦東空港に着陸。中国入国後にレンタルのWi-Fiを返したり、スターバックスで珈琲と麺麭の朝食を済ませた後に、始発のバスで静安寺まで行き、そこからタクシーに乗り換えて、自宅に…

承前*1 雨宮処凛「革命バカ一代、塩見孝也、死す。」http://www.huffingtonpost.jp/karin-amamiya/shiomi-takaya_a_23292454/ 曰く、 そして９９年、私は生まれて初めての海外旅行で北朝鮮に飛び立った。塩見さんも含めた数人で成田空港から北京に飛び、北京…

英米文学にみる家族像―関係の幻想 (MINERVA英米文学ライブラリー)作者: 久守和子,中村邦生,高田賢一出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 1997/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログを見る久守和子「『嵐が丘』の家族像――バルチュスの挿…

「東洋一の遊園地があった駅」『なぎさ』（京浜急行電鉄）606、2017, p.10 曰く、 １９１４年５月、パリの遊園地に感銘を受けた、新橋の料亭花月楼の主人・平岡廣高が、東福寺境内跡地に「鶴見花月園」という遊園地を開園した。平岡がこの地を選んだ理由には…

承前*1黒岩揺光「相撲界での暴力事件をなくしたいのなら、他のスポーツ選手による暴力事件も同じように熱く報道しましょう」http://www.huffingtonpost.jp/yoko-kuroiwa/harumafuji-resign-mongol_a_23291161/ モンゴル文化還元論への批判； 中には「モンゴ…

トウ小平 (講談社現代新書)作者: エズラ.F・ヴォーゲル,橋爪大三郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/11/19メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見るヴォーゲル*1、橋爪大三郎*2『邓小平』（講談社現代新書、2015）を読了。 まえがき（エズラ・Ｆ…

『スポーツ報知』の記事； はしだのりひこさん天国へ パーキンソン病悪化、７２歳で 2017年12月3日6時0分 スポーツ報知 「悲しくてやりきれない」などのヒット曲で知られるフォークグループ「ザ・フォーク・クルセダーズ」のメンバーだった歌手・はしだのり…

Annemarie Lack “A Dialogue with Gravity” tokyo weekender*1 Novemeber 2017, pp.34-35 山海塾*2の天児牛大*3へのインタヴュー。 少し切り取り； While Amagatsu's style of butoh still has much in common with the original style[of the first generat…