2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Janus Head 8.2: Special Issue on Philosophical Practice

SPHSのMLへのメッセージ; Please circulate widely & apologies for cross-postings! JANUS HEAD: A Journal of Interdisciplinary Studies in Literature, Continental Philosophy, Phenomenological Psychology, and the Arts Volume 8.2 (Winter 2005/6)…

沢口/澤口

『北海道新聞』の記事; 北大・沢口教授に解雇通知 女性職員セクハラで 本人否定、退職願は提出 2006/03/31 14:29 北大は三十一日までに、脳科学者の沢口俊之同大大学院医学研究科教授(47)が、大学の女性職員にセクハラ行為を繰り返したとして、諭旨解雇…

理不尽/ジージャンズ

どうもここ最近、「理不尽」を「不理尽」だと思い込んで、そう書いていたような気がする。なんで1発で変換しないんだよとやきもきしながら、一字一字変換していた。変換できないのは当たり前で、「不理尽」などという言葉は存在しない。furijinと打ち込んで…

揚げ足取りを少々

〈ルサンティマン問題〉或いは〈成り上がり者〉問題について考えていたけれど、あまり考えが纏まらない。今問題になっているのは、古典的なそれとは違うのだろうということはわかる。いや、今風の〈ルサンティマン問題〉の陰に古典的な〈ルサンティマン問題…

財神様では?

kmizusawaさん*1が ■中国人がやっている中華料理屋に行ったので店内見回したら、やっぱり棚の上に関羽像が飾ってあった。関羽様は中国人の招き猫だな。と書いてらっしゃる。もしかして、財神(これは複数いらっしゃる)では? 勿論、関帝は商売人も信仰して…

懲戒免職か

最初『朝日』の記事を見たのだけれど、どうも詳しくない; 教え子にメール9百通「愛しています」 教諭を懲戒免職2006年03月28日20時17分 「愛しています」「何年かたって機会があったら合体しましょうか?」といった内容を含む921通の携帯メールを教え子…

April Fool

「はっぴぃえんど」の前身がエイプリル・フールだったよな。とはいっても、音楽の話ではなく、knt13さん*1によれば、4月1日午後7時から、「上海市普陀区莫干山路50号4号楼A座」で派対。勿論、無料。私も行ってみようかな。 詳しくはhttp://d.hatena.ne.jp…

ルサンティマン侮れず

「高学歴非モテ童貞」について、utsutsuさん*1は書いている; 彼らはほとんどが大企業・官公庁か専門資格職のエリートになるわけです。正直コミュ能力とか不十分な気がしても、余裕で内定がつがつもらってるのが現実。おそらく社内でもそれなりに進んでいくん…

レイド・バック?

先ずは『毎日』の記事なり; <大麻所持>朝日新聞社長の長男を逮捕 警視庁・渋谷の路上 朝日新聞社の秋山耿太郎(こうたろう)社長の長男が今月10日、東京都渋谷区の路上で大麻を所持したとして大麻取締法違反容疑で警視庁渋谷署に現行犯逮捕されていたこ…

Hong Kong as “Asia’s English-language hub”

Joyce Hor-Chung LAU “Hong Kong steps onto the international literary stage” IHT 25-26 March 2006 今香港では英語が熱いということなのだろうか。 記事に曰く、”The fear that Hong Kong would lose its English-language heritage after the 1997 hand…

横浜中華街

飛行機の中で読んでいたThe Asahi Shimbun*1 March 25-26 2006の記事; Sayaka YAKUSHIJI “Yokohama’s Chinatown alive and well” Katsurta ISHIBASHI “Like many in Yokohama’s Chinatown, woman’s life shaped by tension between Beijing, Taipei” 3月17…

山中智恵子

今になって初めて知りました。合掌。 訃報:山中智恵子さん80歳=歌人 鋭敏な言語感覚による前衛的な作風で知られた歌人の山中智恵子(やまなか・ちえこ)さんが9日、急性心不全のため死去した。80歳だった。葬儀は近親者で済ませた。自宅は非公表。喪…

路の名前

中国では(というよりも日本以外の国では多くの国でそうかもしれないが)、住所は道路の名前+番地で表示する。タクシーで行き先を告げるときも目的地の道路名(+その近くの道路名)をいうし、郵便も道路名+番地を書けば着く*1。にもかかわらず、 鐘暉「“…

Wikipedia in China

承前*1中国からWikipediaにアクセスできない。当局によってアクセスがブロックされているわけ。調べたら、それは2004年6月以来のことだという*2。問題の本質はhttp://government.zdnet.com/?p=2044で要約されているように、”really it's about the trouble …

漢字

久々にhttp://www.explore.ne.jp/sh.phtmlをチェックしたら、 3月22日、中国応用言語学会の陳章太会長によれば、今まで中国語に関しては、繁体字と簡体字の2種類が使用されていたが、2008年度から簡体字に統一されることが明らかになった。すでに、国連では…

帰国?

3月26日、10時ちょい過ぎ成田発の飛行機で上海に帰還。 こんな混雑した成田空港は初めて。チェック・インに20分、手荷物検査に20分、出国手続きに10分。気がついたら、搭乗開始寸前じゃないですか。実際は出発が10分程度遅れたので、そんなに慌てる必要はな…

『かもめ食堂』

シネスイッチ銀座で荻上直子監督の『かもめ食堂』を観る。日本映画を映画館で観るのは久しぶり。また、荻上さんの映画を観るのはこれが初めて。 フィンランドのヘルシンキにあるサチエ(小林聡美)が営む「かもめ食堂」に居着いてしまったミドリ(片桐はいり…

機械的であること

茂木健一郎氏が 海の中に何億と産出され、拡散していくサンゴの卵のうちごく少数のものだけが着生する過程は命の儚さと底力を感じさせて美しい。一方、多くの人の貴重な時間を奪って不正・不法な利益を得ようとするスパムはただただ醜く・不条理なだけである…

Wikipedia についてのアンケート(回答篇)

承前*1今月上旬に二木さんによって行われたWikipedia についてのアンケートの集計及び回答者のコメントがhttp://ariadne.jp/enquete200602/cgi-bin/enquete.cgiに掲載されている。ところで、美学を専攻する男性の方の さらにいえば、信頼するに足るといえる…

最首悟インタヴュー@『SIGHT』

承前*1『SIGHT』に最首悟氏へのインタヴューが掲載されている(pp.14-21)。インタヴュワーは編集長の渋谷陽一ではなくて、洪弘基という人。所謂団塊ジュニア−−「実は私の父親が全共闘世代ど真ん中の人間なんですけど」(p.21)。ここでは最首さん、かなりぶ…

Invisible Children

Amelia Gentleman "An Indian village's invisible children" 印度北部のUttar Pradesh州Bhaupur村の話。公式にはこの村では最近10年間1人の子どもも生まれていない。ゆえに出生率0%である。何故なら、もう5年か6年、出生届の用紙が送られてきていない…

カズオ・イシグロその他

『かもめ食堂』を観てから、東京国際フォーラムの中を通り過ぎ、「深見東洲絵画展」を横目で見て、丸ビルの中を彷徨う。丸善で、イシグロの『わたしたちが孤児だったころ』(入江真佐子訳)が文庫になっているのを知り、買ってしまう。イシグロは好きな作家…

銀座旭屋

『かもめ食堂』を観る前に、数寄屋橋にある「銀座旭屋」へ行った。銀座旭屋は東京でも好きな書店であった。ここも売場のレイアウトが変更されている。この変更によって、この書店の魅力は40%くらいに減ってしまったといっていい。変更によってもたらされた…

頂き物

23日午後、東洋大学へ行き、恩師の西山茂先生にご挨拶。また、無事に博士号をゲットしたという後輩のK氏にも会う。当日は卒業式ということで、袴やスーツ姿の学生がごった返している。 森岡清美先生喜寿記念誌編纂委員会編『出会いの知的生態学−−森岡研究室…

Arendt The Promise of Politics

3月23日午前中、新宿(とはいっても、行政上は渋谷区千駄ヶ谷なのだが)の時代広場へ。先ずは東急ハンズで妻へのちょっとした実用品のギフトを買い、それから紀伊國屋へ。今日は本を買うつもりはなかったのだけれど、洋書売場へ行ったら、 Hannah Arendt The…

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http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060302への"pkNADYxsef"によるコメントを削除しました。内容はエロ・サイトへのリンクですが、興味のある方はDM下さい。

名倉山

日付は遡る。 20日、六本木ヒルズの脇を下って、麻布十番に迷い込み、蕎麦屋を探す。 日本でいちばん何が食べたいかといえば蕎麦。12月には美味い蕎麦を食することには失敗した。蕎麦の快楽には2つある。ファスト・フードとしての蕎麦とスロー・フードとし…

Happy Birthday to Whom?

23日は私の誕生日。数十年前のこの日に私がこの世界に出現した。1人の新しい人間が現れ出るということは、この世に新しい差異が生成すること。差異がなければ意味は生じない。私の出現は少なくとも意味の前提、意味の芽生えくらいではあるだろうか。それか…

「団塊」と「ビートルズ」、それから「世代」の話

「団塊」をダンコンと読んでしまったことがある人は多くはないけれど、少なくはない筈だ。 山口文憲と亀和田武の対談「団塊の辞書に”反省”はない!?」(『本の話』131、pp.8-12.)。その中で、亀和田さんが 十年くらい前かな。中学校の同窓会に行ったら、同級…

法の効果のひとつとして

大屋雄裕さん*1が つまり単純なことであって、違法行為ないしは違法の嫌疑のある行為は摘発される可能性は0より大きく1より小さい。1にならないのは警察の人的資源が有限だからという理由もあるし、「完全な取締」を目指すと副作用としての人権侵害が洒落に…