左巻健男*1「ジャコウネコを虐待して世界一高価なうんちコーヒーがつくられる事実」
https://samakita.hatenablog.com/entry/2024/05/03/223734
「コピ・ルアク」について;
「コピ・ルアク」の取引量は増加し続けているが、その増加は、麝香猫の虐待によって支えられているという。つまり、乱獲された野生の麝香猫が狭いケージに閉じ込められ、無理矢理珈琲の実を食べさせられ、糞を生産させられている。
コピ・ルアクとはジャコウネコのうんちから採られる未消化のコーヒー豆のことです。「コピ」はコーヒーを指すインドネシア語、「ルアク」はジャワ・ジャコウネコ(以下ジャコウネコ)の現地での呼び名です。
主にスマトラ島、ジャワ島、バリ島で生産されています。希少品のため、東京では一杯数千円で提供している店もあります。世界で最も高価なコーヒーとして知られています。コーヒーに使うのはコーヒー豆の果実から果皮や果肉を取り除いた種子の部分です。
インドネシアのコーヒー農園ではロブスタ種のコーヒーノキが栽培されており、その熟した果実は、しばしば野生のジャコウネコにエサとして狙われます。果実には、ジャコウネコが好きな単糖類が含まれています。
しかし、果肉は栄養源となりますが、種子にあたる部分(コーヒー豆として使用)は消化されずにそのまま排泄されてしまいます。
現地の農民はそのうんちを探して、中から種子を取り出し、きれいに洗浄し、よく乾燥させた後、高温で焙煎したものがコピ・ルアクとされています。
ところで、ちょっと前に中国の親戚から「コピ・ルアク」(?)を貰った。とは言っても生産国はインドネシアではなくヴェトナム。ヴェトナムで作られたものを中国廣西の南寧市の会社が輸入したと、パッケージには書かれている。「コピ・ルアク」を飲むのは初めてなのだった。上海でも「コピ・ルアク」をウリにしたカフェは幾つかあったけれど、普通の珈琲の10倍くらいの値段がついていて、誰が飲むんだろうね? と常々思っていた。粉のまま匂いを嗅いでみると、(不快ではないのだが)普通の珈琲とはちょっと違った匂いがする。ただ、今まで「コピ・ルアク」を飲んだことがないので、「コピ・ルアク」特有の匂いなのか、それとも(日本でよく飲まれているアラビカではない)「ロブスタ」の香りなのかはわからない。ヴェトナムで好まれ、多く栽培されているのはロブスタである*2。けっして不味くはないけれど、これで普通の珈琲の数十倍の値段と言われると、その価値はないだろうと思った。
ところで、そもそもヴェトナムに麝香猫っているのか?
*1:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070328/1175084468 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100317/1268807992 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110503/1304393396 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150518/1431924009 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160517/1463438015 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160611/1465650685 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20161220/1482197911 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/09/03/022737 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2023/12/14/165436
*2:See https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2023/08/09/104234