ルサンティマン侮れず

「高学歴非モテ童貞」について、utsutsuさん*1は書いている;


彼らはほとんどが大企業・官公庁か専門資格職のエリートになるわけです。正直コミュ能力とか不十分な気がしても、余裕で内定がつがつもらってるのが現実。おそらく社内でもそれなりに進んでいくんでありましょう。するとね、今でこそ非モテ童貞バリバリだけども、30前後には立派なモテに変身できる可能性があるわけなんです。この世知辛い格差社会の現在、高収入を期待できる♂には人生に長けた女の子の需要がありまくりです。しかも、こやつら女の子に免疫ないし騙しやすいったらありゃしない。結婚したら自分の思うがままに操れることこの上なしなのです。
正直言って、こういう奴らには出世してほしくないよな。金も地位も権力もない現在はそれ故に無害だけれど、一旦金とか地位とかが転がり込んでしまうと、どんな横暴をしでかすやら。ルサンティマンを侮ってはいけない。一個の饅頭のために凄惨な大虐殺が生起する中国映画もあったし。
ところで、utsutsuさんは自ら

私は小さい頃から「賢い」という形容詞しか付けられたことのない子供でした。そして「女は賢くても意味がない」「女は可愛くないと意味がない」と大人や同世代(男女問わず)から言われ続けながら、ルサンチマンを抱えて育ちました。
とおっしゃっている*2。しかし、それは周囲があまりに田吾作だったからでしょう。ゴダール先生が見抜いていたように、女性を引き立たせる最高のアクセサリーは書物と武器であるわけですから。