2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

The rise and fall and rise of Laura Ashley

Shahesta Shaitly “Can Laura Ashley be edgy?” http://www.guardian.co.uk/fashion/2012/feb/26/uniqlo-laura-ashley-fashion-collaboration ユニクロとコラボしたローラ・アシュレイ*1の盛衰について; Laura Ashley was a pioneer in her time. In 1953, w…

Bon Iverなど

上海に帰ってきて、CDを買う。これは半ばジャケ買い。Bon Iver*1 Bon Iver Bon Iverアーティスト: Bon Iver出版社/メーカー: Hostess Entertainment発売日: 2011/06/28メディア: CD購入: 4人 クリック: 73回この商品を含むブログ (29件) を見るまた、Michel …

絵巻(メモ)

承前*1小峯和明「バイユーのタピストリーと絵巻展」『図書』755、2012、pp.10-15 曰く、 絵巻は中国にはじまり、東アジアにひろまった書物の形態である。当初は布を使っていたであろうが、紙の発明とともに急速にひろまったに相違ない。紙を横に貼り継いで巻…

社会民主主義/自由主義/社会主義(メモ)

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120215/1329328324に関連して。重森臣広「イギリス自由主義の変容――自助・共助・公助をめぐるせめぎあいから」(『未来』543、2011、pp.33-41)から少しメモ; 社会民主主義は座りが悪い。それは自由民主主義の、というよ…

空港に桜餅はなし

事情があって1週間日本にいたが*1、日曜日に上海に帰る。 先週の火曜日に父親が入院し、水曜日に手術した。取り敢えず一安心というところだが、また何かあったら日本に引き返さなければならない。 成田空港で桜餅を買おうとしたが、空港内におみやげ用の和菓…

2月11日に生まれて

先週のことだったか、『毎日新聞』に「由紀夫」から「友紀夫」に改名するらしい*1鳩山由紀夫へのインタヴューが載っていた。それを読んで、「由紀夫」というのは2月11日つまり紀元節に生まれたことに因んだものだということを知った。まあこんなことは、鳩…

延安(『我的中国』から)

我的中国 (岩波現代文庫)作者: リービ英雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/02/17メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見るリービ英雄『我的中国』*1から。 あちらの山の頂にお寺の屋根が連なり、こちらの山の上には石造りの八…

『幼年』が復刊していた

「私は自分のはじまりについて直接知ることができないということ。他者の言葉の伝聞という仕方でしか知ることができないということ」と書いたことに関連して*1。そういえば大岡昇平*2の『幼年』という自伝があったなということを思い出した。そしたら、偶々…

襷掛け?

橋下徹*1曰く、 世界では自らの命を落としてでも難題に立ち向かわなければならない事態が多数ある。しかし、日本では、震災直後にあれだけ「頑張ろう日本」「頑張ろう東北」「絆」と叫ばれていたのに、がれき処理になったら一斉に拒絶。全ては憲法9条が原因…

屋久島(メモ)

グローバリゼーションのなかの文化人類学案内作者: 中島成久出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2003/03/31メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る中島成久「環境と開発」(in 中島成久編『グローバリゼーションのなかの…

恋愛の比重?

「若者のなんちゃら離れ」http://d.hatena.ne.jp/bohemian_style/20120206/p1 曰く、 まぁちょろっと調べないと、チャラチャラしてるだろ、と思われてしまうのが、テレビ叩きの淵源の様な気がして、「外見で損する残念な人」みたいな妙な同情を今テレビ業界…

「ひとから聞いた話」

佐々木孝次『母親と日本人』*1所収の「家族と人間形成――漱石の『道草』の場合」(pp.150-247)の冒頭; 夏目漱石は、『硝子戸の中』で、ひとから聞いた話として、自分は生まれてまもなく四谷の古道具屋に里子に出され、毎晩その古道具屋のがらくたといっしょ…

河村効果

承前*1『朝日』の記事*2; 南京市、名古屋市との交流停止 河村氏発言受け 中国・南京市政府は21日、名古屋市の河村たかし市長が「南京事件というのはなかったのではないか」と発言したことを受け、両市間の公の交流を当面停止すると発表した。南京市外事弁…

「外国語において、誰もが若返る」

承前*1コロンブスの犬 (ラテンアメリカ・シリーズ―コレクション・ブラジル)作者: 管啓次郎出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 1988/12メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) を見る管啓次郎『コロンブスの犬』から再度メモ; 日本で大学を…

『南沙織がいたころ』その他

津田沼の丸善で本を買う。永井良和『南沙織がいたころ』朝日新書、2011南沙織がいたころ (朝日新書)作者: 永井良和出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2011/09/13メディア: 新書購入: 2人 クリック: 67回この商品を含むブログ (9件) を見る田中慎弥『切れ…

マレー人と豪州

昨年末に上橋菜穂子『隣のアボリジニ』を読んだのだが*1、濠太剌利アボリジニということだと、新保満『野生と文明 オーストラリア原住民の間で』(未来社、1979)を持っていたのだった。その中で、マレー人が17世紀には既に北濠太剌利に到達し、アボリジニと…

三戸公『会社ってなんだ』

会社ってなんだ―日本人が一生すごす「家」 (文真堂選書)作者: 三戸公出版社/メーカー: 文眞堂発売日: 1991/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログを見る三戸公『会社ってなんだ 日本人が一生すごす「家」』(文眞堂、1991)を斜め読みする。…

中野ブロードウェイ(メモ)

平松剛「サブカルの魔窟「中野ブロードウェイ」 アウトロー建築の魅力」『毎日新聞』2012年2月22日夕刊 少しメモ。 中野ブロードウェイの敷地は、元は低い木造家屋の密集する地域で、駅前から続く商店街がそこで行き止まりになってしまうものだから、地元有…

『コロンブスの犬』からメモ2つ

本屋を覗き、管啓次郎『コロンブスの犬』が文庫化されていることを知る。家に帰ってから『コロンブスの犬』(弘文堂、1989)を久しぶりに捲ってみた。「「コロンブスの犬」」という伯剌西爾紀行、「アラバマのチャイナグローヴ」という中篇小説、「対話によ…

リービ英雄『我的中国』

我的中国 (岩波現代文庫)作者: リービ英雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/02/17メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見るリービ英雄『我的中国』(岩波現代文庫、2011)*1を読了。 プロローグ 幻の大陸から I ジパングから …

たしかに「南京事件」というのはあまり聞かない

承前*1 『毎日』の記事; 河村・名古屋市長:「南京事件というのはなかった」と発言2012年2月20日 12時33分 更新:2月20日 12時56分 名古屋市の河村たかし市長は20日、表敬訪問を受けた同市の姉妹友好都市である中国・南京市の共産党市委員会常務委員らの…

『地域社会・地方文化再編の実態』

成城大学民俗学研究所グローカル研究センター*1から小島孝夫編『地域社会・地方文化再編の実態』(2010)が届いていた。感謝。 刊行にあたって 序にかえて(小島孝夫) 第一章 「磐井の乱」とその後(篠川賢) 第二章 沖縄における王陵の文化財としての保存…

石川淳『文林通言』など

ちょっと事情があって、今週は日本に滞在。朝5時に起きて、浦東空港へ。8時20分発のデルタ航空機に乗る。機内では一応Edward J. Larson Summer for the Godsを読んでいたものの、ひたすら眠かった。1920年代の「進化論」を巡る裁判を描いたこの本、まだ2…

家鴨、龍、蛙

承前*1 家鴨@新天地 龍@新天地 蛙@人民公園。上海美術館にミロを観にいった日*2。この日は相対的に暖かく、それに騙されて、冬眠から覚めてしまったようだ。 *1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120204/1328320417 *2:See http://d.hatena.ne.jp/sumita…

ミッフィー

Orうさこちゃん KLMに勤める知人からいただいた。 See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100501/1272695358

開封(メモ)

我的中国 (岩波現代文庫)作者: リービ英雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/02/17メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見るリービ英雄『我的中国』からメモ。 劉少奇が河南省開封で死んだということは忘れていた。 「劉少奇在…

「女帝中継ぎ論」の系譜(メモ)

義江明子*1「「女帝中継ぎ論」とは何か――研究史と史学史の間」『図書』755、2012、pp.6-9 「中継ぎ論」の前提には、(1)本来の天皇は男性である、(2)皇位の父子継承は古来の原則、という通念があった。そこから、”女帝はやむを得ない事情があった場合の特殊例…

平野神社

「百済王氏など」http://d.hatena.ne.jp/matsuiism/20120212/p1 桓武天皇と朝鮮半島との関係を巡っては北野天満宮の西隣にある平野神社*1が重要かと。 岡野友彦『源氏と日本国王』から少しメモ。 中院通秀『十輪院内府記』(文明十三年八月二十五日条)に曰…

『お月様の別の顔』

レヴィ=ストロースの日本論を集めた本、L'autre face de la luneが昨年4月に刊行され、さらに最近『月的另一面:一位人類学家的日本観察』(行人文化実験室)として台湾で中国語訳が出ていたことを知る。 『MING』(2012年2月号、p.185)に載った紹介文を…

「明教寺」(メモ)

呂承朔「摩尼教文化遺跡尋踪――浙閩考察散記」『書城』2012年2月号、pp.40-44 マニ教*1が中国に伝来したのは、『仏祖統記』によれば「唐武則天延載元年」、つまり西暦694年である(p.40)。唐代からアラビアやペルシアの商人が渡来・定住した中国の沿海部に…