『幼年』が復刊していた

「私は自分のはじまりについて直接知ることができないということ。他者の言葉の伝聞という仕方でしか知ることができないということ」と書いたことに関連して*1。そういえば大岡昇平*2の『幼年』という自伝があったなということを思い出した。そしたら、偶々講談社のPR雑誌『本』(3月号)の広告で、『幼年』の講談社文芸文庫版が復刊したということを知った。ということで、早速買う。本屋を巡ること2軒目で入手(というか1軒目の本屋では講談社文芸文庫自体が棚から追放されていた。以前は学術文庫の隣に並んでいた筈なのだが)。またブックオフ町田康『きれぎれ』と高橋幸宏『幸福の調子』。

幼年 (講談社文芸文庫)

幼年 (講談社文芸文庫)

きれぎれ (文春文庫)

きれぎれ (文春文庫)

LIFE TIME, HAPPY TIME ~幸福の調子~

LIFE TIME, HAPPY TIME ~幸福の調子~

ウラディミール・ジャンケレヴィッチ『イロニーの精神』*3を読了。