Mikhail Gorbachev - Living, Loving, Thinking, Again

Andrew Roth and Luke Harding “Mikhail Gorbachev, Soviet leader who ended cold war, dies aged 91” https://www.theguardian.com/world/2022/aug/30/mikhail-gorbachev-dies-soviet-leader-92
Jonathan Steele*1 “Mikhail Gorbachev obituary” https://www.theguardian.com/world/2022/aug/30/mikhail-gorbachev-obituary
Matt Murphy*2 & Robert Greenall*3 “Mikhail Gorbachev: Last Soviet leader dies aged 91” https://www.bbc.com/news/uk-62732447
「ミハイル・ゴルバチョフ死去」https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2022/08/31/080107

８月30日、蘇聯の最初にして最後の大統領だったミハイル・ゴルバチョフ氏*4がモスクワの病院にて息を引取った。享年91歳。
ゴルバチョフ氏は、蘇聯共産党指導者になって以来、対外的には西側との緊張緩和（冷戦の解消）を実現し、対内的には蘇聯社会の民主的改革に尽力した。彼の行った改革（ペレストロイカ）は社会主義がまだ使えるものであるという可能性を示したものの、左派（守旧派）のクーデタによって拉致・監禁され、挫折してしまった。そして、遂には蘇聯という看板を下ろすことを余儀なくなされた。その後の、露西亜を中心とした旧蘇聯では、社会主義の改革という理想はエリツィン時代の過激な新自由主義に取って代わられ、民主化はプーチン時代における権威主義への回帰によって押し流されてしまった。まあ、露西亜（旧蘇聯）だけでなく、全世界的に反リベラル的バックラッシュという風が吹き荒んでいるわけだけど*5。
ゴルビーの死ということで、痛感したのは20世紀というのが遠くなったということだ。私は事ある毎に昭和が遠くなったと言っているのだけど、昭和どころか20世紀そのものがあからさまに前世紀になってしまったわけだ。まあ、既に20世紀を知らない人たちが大人になっているのだった。
さて、ジョー・バイデンの追悼声明；