張茗「告別李登輝/李登輝辭世享耆壽98歲 住院174天告別人世」https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202007305007.aspx
台湾の李登輝元総統*1が他界。享年98歳。
蔡英文現総統*2曰く、
私達が心から敬愛する李登輝元総統がご逝去されました。李元総統は台湾の人々とともに歴史的挑戦を幾度も乗り越えてきました。台湾に民主自由を残し、今後も私達を勇気づけてくれることでしょう。李元総統の遺志を継ぎ「台湾に生まれた幸福」を追求し続けます。
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) 2020年7月30日
木村幹氏*3曰く、
政治史的には李登輝のすごいところは「国民党からの総統」としての「上からの民主化」を破綻なく成し遂げた事。本来は国民党のエリートだったのに、総統引退後は、あたかも最初からずっと「緑」だったかのように行動した。ゴルバチョフが失脚せずに、その後も活動し続けた形。
— Kan Kimura (@kankimura) 2020年7月30日
そういった李登輝に対して、NHKが李登輝の業績を「李総統は親日家として知られてきました」とまとめるのは、ほとんど冒涜だと思う。彼の政治家として凄かったのそこじゃないでしょ。民主化もそうだし、経済発展もそう。もっと大事なところがあるでしょ。
— Kan Kimura (@kankimura) 2020年7月30日
李登輝の関心は最初から最後までずっと彼の生まれ故郷である台湾にあった。「犬が去って豚が来た」という有名な言葉を自らの人生で体現して見せたのが彼。国民党の政治に不満を持ちながら、本音をひた隠しにしてのし上がり、蒋介石から蒋経国と引き継がれた「蒋王朝」の後継者になった。ドラマだよ。
— Kan Kimura (@kankimura) 2020年7月30日
温又柔さん*4曰く、
史上最も長い38年間の戒厳令が解除されたると、台湾は自由と民主の方向にむかって動き始めた。李登輝が総統だった1988年から2000年とはそういう時代だった。戒厳令下の中華民国で生まれ育った母はしょっちゅう「あなたのお祖父ちゃんも李登輝と同じぐらい日本語が上手でしょ」と言っていた。 https://t.co/a8AaIiBpLW
— 温又柔 おんゆうじゅう 온유쥬 (@WenYuju) 2020年7月30日
1999年に大学1年生だった私は小林よしのりの「台湾論」を根拠に台湾を褒め称える同級生や上級生たちが、台湾は世界一の親日国と熱っぽく語るたび怖気付き、台湾について学ぶことを避けてまわった。
— 温又柔 おんゆうじゅう 온유쥬 (@WenYuju) 2020年7月30日
ずいぶん遠回りさせられたけど、私はこれからも、生為台湾人的悲哀、について考え続けるつもりだ。
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20081114/1226666626
*2:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160117/1452992818 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/05/20/091611 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/08/02/083339 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/01/12/015423
*3:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20100914/1284473658 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20151129/1448815193 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/02/03/130056 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/03/25/160808 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/04/10/234042
*4:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170817/1502992793 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/07/05/211137 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/05/21/084941