上海で「ナマもの」


中国人というと、ナマものを食べないので有名ですが(というか世界標準からすると日本人が食べ過ぎなのかもしれませんが)、それでも、少なくとも日本に来るような人たちは、刺身に拒否反応を示すような人は少なくなりました。今回のお客さんも、刺身をパクパク。以前日本に来た時は、馬刺を食ったことがある、といっていたし。


しかし、そんな中国人が、今でも「えーー」という反応を示すのが、タマゴなのです。


今まで会った中国人で、「日本では生卵を食べる」と言って「えっなんだってーーー」とビックリしなかった人は、いません。我々からすると、むしろ刺身の方がヤバげな感じですがねえ。
http://d.hatena.ne.jp/sean97/20071221/p1

というのを読んだので。
夏の間は上海で「ナマもの」を食べるのは極力警戒していたのだが、そういえば先月と今月は「ナマもの」を食べた。とはいっても、中華料理でも日本料理でもない。先月は武康路のFerguson Lane*1のフレンチ・ビストロ、Franck*2にて、タルタル・ステーキ。今月は虹橋の北海道風焼肉店「村正宗」にて、牛のユッケ刺し。こちらは「生卵」付きだ。
日本の旅館の朝飯というと、生卵を飯にぶっかけるというのが定番だろうけど、あれは苦手。あと、すき焼きに生卵というのも苦手。要するに、生卵はあまり好きではない。そもそも卵というのは、炒めていただくものだろう。中国における卵ということで、はまってしまうのは煮卵、特に茶葉で煮詰めた茶葉蛋だろうか。

*1:Cf. http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070924/1190635497

*2:この店のシェフは日本人だという。