小池滋 - Living, Loving, Thinking, Again

『読売新聞』の記事；

英文学者の小池滋氏が死去、９１歳…ディケンズなど研究・鉄道愛好家としても知られる
2023/04/20 19:34

　英文学者の小池滋（こいけ・しげる）氏*1が１３日、死去した。９１歳だった。告別式は近親者で済ませた。
　東京出身。東京都立大名誉教授で、東京女子大教授も務めた。ディケンズなど１９世紀英文学が専門で、訳書に「リトル・ドリット」など。鉄道愛好家としても知られ、「英国鉄道物語」で毎日出版文化賞を受賞した。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20230420-OYT1T50178/

北烏山編集室曰く、

東京都立大学名誉教授で英文学者の小池滋先生が、2023年4月13日、逝去（すでにwikiに記載がある）。91歳。ディケンズ研究を牽引してきたほか、鉄道やシャーロック・ホームズについての研究やエッセイでも知られた。1/n
— 北烏山編集室 (@kkyeditors) 2023年4月16日

小池先生は私の卒論の指導教官である。大学卒業後もお目にかかるといつも「やあやあやあ」と笑顔で声をかけていただいたことを思い出す。小池先生は新制の東大英文科の1期生。『エッセイズ』の中心メンバーだった高橋康也先生、野島秀勝先生に続いて、ついに小池先生も逝去されたことになる。2/2
— 北烏山編集室 (@kkyeditors) 2023年4月16日

原武史氏*2曰く、

朝刊で小池滋さんのご逝去を知る。『鉄道ジャーナル』（だったか）に、ある地理学者が拙著『「民都」大阪対「帝都」東京』に対する皮肉たっぷりの書評を書いたことに反論するかのように、『鉄道史学』に長い書評を書かれ、最後に「少なくとも私は評価する」と結んでくださったことが忘れられない。
— 原武史 (@haratetchan) 2023年4月21日

かなり前にヴィクトリア朝の英国について興味を持ったことがあり、その際に先ず読んだのが小池氏の『ロンドン』（中公新書）だった。まあ、その後、ヴィクトリア朝文化の探求を深めたり、小池氏の著書をさらに読んだりということは遺憾ながらしなかったのだけど。