松長有慶

NHK和歌山放送局の報道;


高野山 金剛峯寺 第412世の座主 松長有慶さん死去
04月18日 16時14分


高野山真言宗の総本山、金剛峯寺の座主を務めた松長有慶さん*1が16日、亡くなりました。
93歳でした。

松長さんは高野町出身で、高野山大学の学長などを歴任し、平成18年に金剛峯寺の第412世の座主に就任しました。
平成21年には、比叡山延暦寺を総本山とする天台宗の座主による高野山の公式訪問を初めて実現させるなど*2、宗派を超えた交流にも取り組みました。
また、密教研究の専門家として知られ、多くの著書を残しました。
金剛峯寺によりますと、松長さんはすい臓がんのため、16日、大阪市の病院で亡くなったということです。
金剛峯寺の今川泰伸 執行長は「私たち若い者の先生としてずっと高野山におられました。卓越した先生の教えは、今も全国に数多くのお弟子さんがいます。まだまだ現役で私たちにお教えをと思っていましたので、寂しく名残惜しいです」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20230418/2040014371.html

中公文庫や岩波新書の『密教』など、松長先生の著書で「密教」に入門したという人も少なくない筈だ。