承前*1
わきまえないSooim Kimさんのツィート;
10月31日に国民審査対象になる11人の最高裁判所裁判官のうち、夫婦別姓を認めないのは「合憲」とした4人と「違憲」とした3人と、決定当時未就任だった3人。 pic.twitter.com/8w8zQEkdJQ
— わきまえないSooim Kim (@sooim_kim) 2021年10月21日
松岡宗嗣氏*2;
衆院選と同日に行われる「最高裁裁判官の国民審査」も忘れてはいけない。これまで罷免された人はいないが、やめさせたい裁判官に×をつけられる。例えば今回の対象者のうち6月の「夫婦別姓訴訟」最高裁判決で「合憲」判断は深山卓也氏、林道晴氏、岡村和美氏、長嶺安政氏。https://t.co/T88aEUpsK4
— 松岡宗嗣 (@ssimtok) 2021年10月13日
『毎日新聞』の記事;
井田奈穂さん*3曰く、
夫婦別姓認めぬ民法 「合憲」4裁判官、罷免要求突出 国民審査毎日新聞 2021/11/1 20:38(最終更新 11/2 00:05) 619文字
10月31日の衆院選と同時に行われた最高裁裁判官の国民審査で、東京都選挙管理委員会が公表した都内の開票結果を毎日新聞が分析したところ、夫婦別姓を認めない民法の規定を「合憲」と判断した4人の裁判官の罷免を求める率が、他の7人の裁判官と比べて2ポイント前後高かった。特定のテーマで罷免を求める率に突出した差が出るのは異例。
審査対象の11人のうち、6月の大法廷決定で「合憲」の多数意見に加わったのは、深山卓也、林道晴、岡村和美、長嶺安政の4裁判官(告示順)。罷免を求めた票は、林氏の75万3151票(罷免率11・69%)が最多で、深山氏75万1719票(同11・67%)、長嶺氏70万9385票(同11・01%)、岡村氏70万7353票(同10・98%)と続いた。違憲との意見を述べたか、決定後に就任した他の7人の罷免率は9・19~8・31%だった。
国民審査は辞めさせたい裁判官の名前の上の欄に「×」を書く。市民団体「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」は、「合憲」とした裁判官に×印を付けるようネット交流サービス(SNS)などで呼び掛けてきた。井田奈穂事務局長(46)は「今まで意思表示をしてこなかった人たちの思いが数字に表れたのだと思う。国民審査だけでなく衆院選でも、特に若い世代から選択的夫婦別姓が争点として大きな関心を寄せられていると手応えを感じた。投票で意思表示を続けていくことで社会は変わるはず」と語った。【遠藤浩二、国本愛】
https://mainichi.jp/articles/20211101/k00/00m/040/309000c
\ コメントしました /#長岡村の林は深い で最高裁判事に罷免要求をした良い子のみんなー!
— 井田奈穂/Naho Ida/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) 2021年11月1日
新宿区では https://t.co/JJUGe93OxF ではほかの裁判官より夫婦同姓規定を合憲とした裁判官への「×」が50%も高かったよー!
多様性を求める声は届いたし、可視化されたよー! https://t.co/v1BLGXUDA3
可視化できてよかったです。
— 井田奈穂/Naho Ida/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) 2021年11月2日
同性婚の最高裁判決は、×をつけずに済む判決が出てほしいです。 https://t.co/62hm1OgM51
古田大輔氏*4;
最高裁で選択的夫婦別姓を認めなかった裁判官4人に対して、×をつけた人が突出して多かった。これは地道な運動の賜物。検索データからも、「最高裁 夫婦別姓」で検索してる人が多かった。次の国民審査ではここに「最高裁 同性婚」も加わるかもしれない。
— 古田大輔 (@masurakusuo) 2021年11月1日
https://t.co/u3tm0GanbM
私の場合、今回ネガティヴ・サンクションではなく、ポジティヴ・サンクションを実施した。国民審査の場合、基本的に全員ぺけなのだが、今回は「違憲」という少数意見を述べた三浦、草野、宇賀の3氏には例外的にぺけをつけなかった。投票所ではスマートフォンの操作が禁止されているので、投票所に入る直前に3氏の名前をチェックし、(勿論声には出さなかったけど)MKUMKUと念じながら投票した。
さて、他方で、平河エリ氏*5が指摘するような事実も直視しなければならない;
端的に言うと左派の敗北という総括になる。この選挙。
— 平河エリ / Eri Hirakawa『25歳からの国会』(現代書館) (@EriHirakawa) 2021年10月31日
選択的夫婦別姓を(実質)公約に入れていない自民党と維新の会が勝ったわけです。
その現状認識の上で考えないと。
*1:https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/06/24/005847 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/06/25/100241
*2:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/02/16/101311 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/03/19/144718 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/06/06/114654 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/01/20/212039
*3:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/03/19/144718 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/06/20/081406
*4:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20161020/1476976913 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180526/1527347080 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180529/1527555980 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180602/1527949714 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/12/05/092749
*5:https://www.yomu-kokkai.com/ See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180422/1524324795 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180531/1527784729 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/06/14/130437 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/09/11/145110 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/10/18/184145 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/10/24/145816