承前*1
國崎万智「選択的夫婦別姓、認めずは「あまりにも尊厳をないがしろに」最高裁判事の痛快な反対意見とは?」https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60d2fedfe4b0533147542967
夫婦別姓を巡る最高裁判所の憲法判断は夫婦同姓強制を「合憲」とするトンデモな結果に終わってしまったが、それでも4名の判事が「少数意見」として「違憲」を主張した。その中でも、草野耕一判事の主張が注目を集めている。選択的夫婦別姓制度導入によって獲得されるであろう「福利」はそれによって失われるであろう「福利」よりも大きい。夫婦同姓を強制することによって失われる「福利」はさらに大きい。選択的夫婦別姓制度を導入すれば「福利」のバランスは黒字に転じ、導入しなければ赤字のまま。
なお、以下の『ハフィントン・ポスト』の記事は問題の経緯について詳しい;
草野氏は弁護士出身。主にビジネス分野を渡り歩いてきた。朝日新聞デジタルなどによると、草野氏は国際的な企業の合併・買収(M&A)案件を数多く手がけ、交渉のプロとして知られる。小糸製作所監査役や、楽天の社外取締役を歴任した。日本最大の法律事務所のトップを経て、2019年2月に最高裁判事に就任した。
渡辺志帆、澤木香織「夫婦別姓、認めないのは憲法違反か。2度目の最高裁判断、これまでの経緯をわかりやすく解説」https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60d2ada2e4b052e474fb65ca