1月にはそう思っていた

tu-taさん*1のツィート;


リンクされている1月16日付の『朝日新聞』の記事;

ヒトヒト感染、「可能性排除できない」中国新型ウイルス
冨名腰隆=北京、三上元

2020年1月16日 4時49分


 中国の湖北省武漢市で新型コロナウイルスによる肺炎患者が多発した問題で、地元当局は14日、ヒトからヒトへの感染について、「可能性は排除できない」との見解を示した。引き続き検査が必要だとし、市民に対策を呼びかけている。

 地元当局によると、14日時点で新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは41人で、うち1人が死亡、6人が重症という。当局は「中高年の男性が比較的多い」と説明している。


ヒトからヒトへの感染「可能性排除できず」
 一方で、発症者の中には夫婦で発症したケースもあった。夫は患者が多く出た海鮮市場で働いていたが、妻は市場との接触を否定しているという。当局はこれまで、ヒトからヒトへの感染は否定してきたが、この日の発表では「確定できないが、可能性は排除できない」と修正した。

 これに対し、国立国際医療研究センター国際感染症対策室の忽那(くつな)賢志医長は「可能性があったとしてもとても低い」と指摘。コロナウイルスが原因のSARS重症急性呼吸器症候群)などでは患者と近距離で長時間一緒にいた場合に感染が限定され、「仮にヒトからヒトへ感染したとしても街中で爆発的に広がる可能性は低い」とみる。(冨名腰隆=北京、三上元)
https://www.asahi.com/articles/ASN1J13HMN1HUHBI01Z.html

これから10日も経たないうちに、「 仮にヒトからヒトへ感染したとしても街中で爆発的に広がる可能性は低い」という楽観的な認識はひっくり返ってしまうことになる。
1月24日付の藤田康介医生のツィート*2
それでも、この段階で、学校のコロナ休みが3か月も続くなんて、思ってもみなかった。
また、1月7日付の記事。あくまでも「原因不明」であり、「新型コロナウィルス」という言葉もない;

中国で原因不明の肺炎拡大 「人から人へ感染報告なし」

冨名腰隆=北京、土肥修一

2020年1月7日 20時40分



 中国中部の湖北省武漢市で原因不明のウイルス性肺炎患者が増えている。地元当局によると、これまでに59人の患者が確認され、うち7人が重症という。過去に中国で流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)などの可能性は「排除された」としており、原因の特定を急いでいる。香港政府も7日、武漢を訪れた計30人に発熱や肺炎の症状が出たと発表した。

 地元当局によると、最初に患者が見つかったのは昨年12月12日。市中心部にある海鮮市場「華南海鮮城」関係者の感染が目立つ。同市場は当局の指示で一時閉鎖となった。当局は「ヒトからヒトへの感染は報告されていない」とした上で、インフルエンザ、鳥インフルエンザアデノウイルス、SARS、中東呼吸器症候群(MERS)の可能性はないとしている。衛生管理責任者は地元紙に「患者は増える可能性がある」と語った。

 感染拡大を受け、香港政府は武漢からの航空機や高速鉄道の乗客への体温測定などを強化。過去2週間以内に武漢を訪れ、発熱や肺炎などの症状が出た計30人の患者を確認したという。医院管理局は「いずれも容体は安定しており、13人が退院した」とし、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は7日の会見で「拡大を防ぐため厳戒態勢で取り組む」と語った。香港紙によると、シンガポール、タイ、フィリピンなどでも同様の検査強化が始まっている。台湾当局も6日、専門家を現地に派遣する計画を発表した。
(後略)
https://www.asahi.com/articles/ASN17521FN17UHBI01X.html

さらに、大晦日の記事;

中国・武漢で原因不明の肺炎 海鮮市場の店主ら多数発症
北京=冨名腰隆

2019年12月31日 21時42分


 中国湖北省武漢市で原因不明のウイルス性肺炎の発症が相次いでいる。同市当局の12月31日の発表によると、これまでに27人の症例が確認され、うち7人が重体という。中国政府が専門チームを現地に派遣し、感染経路などを調べている。

 同市によると、患者の多くは市内中心部の海鮮市場の店主らで、発熱や呼吸困難などの症状を訴えているという。対象の患者は隔離され、海鮮市場も消毒処理を進めているが、中国メディアによると、31日も多くの店が通常営業していたという。

 中国のインターネット上では、2003年ごろに中国で流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)との見方も広がっているが、共産党機関紙・人民日報のSNSサイトは「現在、原因は明確ではないが、仮にSARSだとしても、治療システムは確立しており、パニックに陥る必要はない」との現地医師の話を伝えている。(北京=冨名腰隆)
https://www.asahi.com/articles/ASMD06HZZMD0UHBI01Y.html