北京民工学校閉校

tu-taさんが北京の民工学校を訪問した話を書いている*1
8月25日付けのShanghai Dailyには、”37 migrant schools shut in Beijing”という新華社の記事が載っている。それによると、北京の海淀区教育委員会は、区内にある37の民工学校、つまり出稼ぎ労働者子弟のための学校の閉校を命じたという。理由は漏電や瓦斯漏れ等の安全上の理由と資格を持った教師の不足。中国では9月から新しい学年がはじまるが、このため、海淀区では1万5,000人の子どもが新学年の就学が保障されない状況にあるという。教育委員会では、地元の公立学校に編入するようにと主張しているが、公立学校側は移民の子弟を受け入れる空間的余地がないという理由で、受け入れを拒否する傾向が強い。また、受け入れたとしても、相対的に高額な学費を要求するのがふつうである。記事によると、海淀区教育委員会は親のプレッシャーによって、団体交渉に応じたということだが、その結果がどうなったのかは明らかではない。
北京の海淀区は、北京大学も区内にある文教地区で、IT産業で有名な中関村も区内か。