「胎内記憶」(メモ)

谷本陵*1「「胎内記憶」への助成金が物議 母親の「たましいの成長」など訴え、現職国会議員も」https://news.livedoor.com/article/detail/17107152/


「胎内記憶」に関する講演会を岡山市が「助成」することが物議を醸しているらしい。因みに、タイトルにある「現職国会議員」というのは逢沢一郎*2のこと。
「胎内記憶」について詳しくなかったので、取り敢えずメモ;


胎内記憶とは、産婦人科医の池川明氏*3が提唱する概念だ。

池川氏の著書『胎内記憶でわかった 子どももママも幸せになる子育て:「もって生まれた才能」の伸ばし方』(誠文堂新光社)によれば、2~5歳の子どもの約3割が生まれる前の記憶を持っているとする。

記憶を持つ子どもに聞き取りなどをすると、出生前は「たましい」という状態で、一定の期間、神や天使のような存在と過ごす。そこで様々な情報を得て、自分に最適な母親を選ぶという。

子どもは「お母さんのたましいが成長すること」などを望み、何かしらの使命があるケースが少なくない。例えば、障がいを持って生まれた子どもは「自らが障がいを背負うことで、まわりの人たちに、命の意味、社会とはどうあるべきか、本当のやさしさとは何かといったことを伝えに来ているのです」

また、「虐待を体験するというプログラムをもっている子どももいる(中略)虐待をするお母さんの多くが、自分自身が親に受け止めてもらえなかったという思いをもっています。そういう闇に光を灯すには、どんな状況でも受け入れてくれるような子どもが必要です。その子の姿を見て、お母さんの心は変化していくのです」と池川氏は主張する。

著書の中では、これらの考えは「現時点で」科学的な説明はできないとしている。

See also


名取宏*4「胎内記憶」http://natrom.hatenablog.com/entry/20060606/p1 *5
桑満おさむ*6「池川明医師「胎内記憶」って赤ちゃんや母親に無茶苦茶プレッシャーかけていませんか?」https://www.gohongi-beauty.jp/blog/22918/
桑満おさむ「胎内記憶のトンデモ池川医師と安倍昭恵夫人がタッグを組んだ??」https://www.gohongi-beauty.jp/blog/25293/ *7
山田ノジル*8「ファンタジックな世界観で謳う「親子の絆」が暴力になるとき。胎内記憶の罪を医師が解き明かす」https://wezz-y.com/archives/54931
山田ノジル「「胎内記憶はありまぁす!」派に感じる違和感…。全力でツッコみます。」https://mess-y.com/archives/15909