鳥取 VS. 島根

牧野愛博*1「「コンセプトなき寄せ集め」片山善博さんがみたオリンピック開会式」https://news.yahoo.co.jp/articles/0a84486e5b6e5b58c30b5b131cc8f4811ae9b004


片山善博語る。
「オリンピック開会式」評はともかくとして、注目したのはここ;


――片山さんも鳥取県知事時代、様々な催しと関係があったそうですね。


私は1999年に知事に就任した。当時、すでに2002年に国民文化祭の開催が決まっていた。各都道府県が持ち回りで開催するイベントだった。「とにかくイベントをやろう」「先催県と比べて見劣りがしない行事にしよう」と考えるだけで、イベント屋に丸投げする県も多かった。

鳥取県教育委員会も当初、国民文化祭の開催について「順番だから」「この機会に美術館をつくりたいから」という説明をしていた。私は「そんな理由だけなら、返上すべきだ」と諭した。

従来、鳥取県は実利を重んじる傾向が強く、お隣の島根県に比べて文化や芸術を大切にする気風に乏しかった。私は「日常的に文化や芸術に親しみ、生活を豊かにする気風にしよう」「一過性のイベントに終わらないようにしよう」と呼びかけた。県教育委員会も「県の文化芸術を底上げする機会にする」として、アートディレクターや音楽家などの出演者もできる限り、県内から求めた。国民文化祭の開催後、県の総合芸術文化祭が毎年開かれるようになった。コンセプトを丸投げしなくて良かったと思っている。

鳥取県」と「島根県」は屡々混同されているのだけど(笑)*2