唐辛子

以前、「私は朝鮮半島における料理の地域的差異については、例えば唐辛子は日本を通じて伝わったので南の方が味は辣であるらしいとか、冷麺はそもそも平壌辺りが本場であるらしいとかという知識しかない」と書いたのだが*1
『朝日』の記事;


「唐辛子、秀吉が持ち込み説」覆す 韓国研究所
2009年2月22日6時0分

 【ソウル=牧野愛博】唐辛子は日本から豊臣秀吉が持ち込んだものではない――。韓国食品研究院は19日付で、こんな研究結果を発表した。

 同院は、15年にわたって国内外の数百件の文献を研究。これまで唐辛子は秀吉によって、1592年に起きた第1次朝鮮出兵のときに朝鮮半島に持ち込まれたと信じられていたが、それ以前に発刊された「救急簡易方」などの文献に、唐辛子を意味する言葉が残されていたという。
http://www.asahi.com/international/update/0220/TKY200902200282.html

「唐辛子を意味する言葉」って何よ。漢字にして数文字である筈なのに教えてくれないのはケチ<『朝日新聞』(笑)。
それにしても、この唐辛子にせよ、煙草にせよ、馬鈴薯にせよ、玉蜀黍*2にせよ、多くのものを私たちはアメリカ大陸に、正確に言えば15世紀以降のアメリカ大陸への侵略に負っているということを改めて感じる。