原誕生寺

毎日新聞』の記事;


沈んだ?日蓮聖人生誕地を調査 千葉・鴨川市依頼で東京海洋大教授
9/6(日) 9:44配信

毎日新聞


 日蓮宗の開祖、日蓮聖人*1 の生誕800年を2021年2月16日に迎えるのにあたり、海中に沈んでいるとされる生誕地の調査が5日、千葉県鴨川市の内浦湾で始まった。【平井桂月】

 日蓮宗大本山、誕生寺(同市小湊)のホームページによると、日蓮は1222年2月16日、小湊片海の地で生まれた。54歳になった76年秋、直弟子らが生家跡にお堂を建て、「高光山日蓮誕生寺」と命名。この初期誕生寺は1498年と1703年の大地震や大津波で被害を受け、現在の地に移転。生誕の地は大地震による沈降で海に没したとされる*2

 調査は、市から依頼を受けた東京海洋大の岩淵聡文教授(海洋文化学)らが2019年5月、ドローンを使って地形を調査。その後、潜水調査をする予定だったが、秋に相次いだ台風と今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、延期されていた。

 今回の調査は11日までの予定。内浦湾の直径約500メートルの円内を、同大の近藤逸人教授が開発した自立型海上無人ロボットを海上で航行させ、船体に備え付けたソナーとカメラで海底の形や画像を記録する。人工物の痕跡が発見されれば、今秋以降、潜水調査などをしてさらに詳しく調べる予定。

 岩淵教授は「内浦湾の調査はこれまでなかった。当時の痕跡が砂に埋まっていれば、現在も残っている可能性がある」と期待する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5eb108664f7a49c77ea9393828665b5a039e115d

1703年、すなわち元禄16年の地震では「小湊海岸は陥没して往時の誕生寺前庭は海中に入り、現在の鯛の浦が現出した」という*3。しかし、「鯛の浦」の信仰自体は日蓮在世の頃からあるので*4、そもそもの「鯛の浦」はもっと沖の方にあったということか。