丸山も

承前*1

「中動態」的なものを思考するに当たって、真摯に対決することが要請されるものとして、丸山眞男による「つくる」「うむ」「なる」を巡る日本文化論的な考察*2があることを思い出した(Cf. 「歴史意識の「古層」」in 『忠誠と反逆』)。また、「アブラハム系」宗教*3の特異性というのは「一神教」であることではなく、その唯一の神が世界を無から創造したということだろう。また、こうした意味における「創造」との対立(対決)を無視しては「進化」という原理の思想史的なラディカルさも理解できないだろう*4

また、三浦佑之『古事記神話入門』も参照のこと。