2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

共に生き、共に死んだ人たち

承前*1中村哲さん共々安らかに!銃撃された中村哲さんの運転手、他4人の方が命を落とされた。中村哲さんを守る為に。運転手さんには小さな2人のお子さんがおられた。そして運転手さん以外名前が伝えられていない。伝えてくれてありがとう。哀悼の意を表しま…

「猫神さま」(メモ)

『河北新報』の記事; 東北最古の「猫神さま」泥の中から発見 台風19号で被害の丸森 台風19号*1で甚大な被害を受けた宮城県丸森町に伝わる東北最古の「猫神さま」の石碑が、現地に残っていた。土砂にのまれたと思われていたが、研究者が現存を確認した。…

映画テン年代ベストテン

承前*1 washburn1975.hatenablog.com 毎年恒例の映画ベストテンを今年もやります!!! / “映画テン年代ベストテン - 男の魂に火をつけろ! ~はてブロ地獄変~” https://t.co/f0xeX6ORvR #セルクマ #映画ベストテン— ワッシュ (@washburn1975) 2019年10月30…

『悲しみの秘儀』など

本を買った。若松英輔『悲しみの秘儀』文春文庫、2019悲しみの秘義 (文春文庫)作者:若松 英輔出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2019/12/05メディア: 文庫今村夏子『あひる』角川文庫、2019あひる (角川文庫)作者:今村 夏子出版社/メーカー: KADOKAWA発売日:…

Death of Big Bird

NHKの報道; セサミストリートで“ビッグバード”役50年 スピニーさん死去 2019年12月9日 8時07分 アメリカの子ども向け教育番組「セサミストリート」*1で、番組開始からおよそ50年にわたって人気キャラクターの「ビッグバード」*2を演じてきたキャロル・スピ…

「彼らを守れなかった」

アフガニスタン人が「私たちは中村先生の命を守れなかった。遺族と日本人に申し訳ない。ごめんなさい」と語ったこと*1を巡る綿井健陽氏*2のツィート;多くのアフガニスタン人が、中村哲さんに対して哀悼の意、「私たちは彼を守れなかった」と。ならば、日本…

白島噴火

Seth Jacobson and Naaman Zhou “New Zealand volcano: five confirmed dead after eruption on White Island – live” https://www.theguardian.com/world/live/2019/dec/09/new-zealand-volcano-tourists-injured-and-missing-after-eruption-on-white-isla…

「自殺教唆」

共同通信(『日本経済新聞』)の記事; 三菱電機の新入社員自殺 教唆容疑で上司書類送検 社会・くらし 2019/12/7 12:18 三菱電機の新入社員だった20代の男性が今年8月に自殺し、兵庫県警三田署が教育主任だった30代の男性社員を自殺教唆容疑で書類送検してい…

「最も尊い才能の一つ」(梨木香歩)

梨木香歩*1「少しずつ、育てる3」『毎日新聞』2019年12月8日 「誰の手も時間も取らず、一人だけで満ち足りてきげんよくしていられる」ことは「最も尊い才能の一つ」だということ。しかし、 (前略)たいていの場合、子どもが一人できげんよくしているとき…

女だった八幡

古事記神話入門 (文春文庫)作者:三浦 佑之出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2019/11/07メディア: 文庫三浦佑之『古事記神話入門』*1から。 アマテラスとスサノヲの「宇気比」において、アマテラスがスサノヲの「十拳の剣」を噛み砕いて、噴き出したことによ…

寺山餃子

餃子好きで知られる寺山修司が京都の餃子を大絶賛していたという話をどっかで読んだんですが、あれは京都王将のことだったんですかね。— Ragged ODG (@odg1967) 2019年12月7日 そもそも寺山修司*1が「餃子好き」だったということを知らなかった。そうだとす…

「爆破予告」

NHKの報道; 中央大 後楽園キャンパスで爆破予告 一部授業を休講に 2019年12月9日 0時39分 東京 文京区にある中央大学のキャンパスを爆破するという内容のビラ、数百枚が路上に落ちているのが見つかり、大学は、9日昼すぎまでキャンパスでの授業を休講にし…

ホテル社会主義

時事通信の記事; 高級ホテル、50新設へ支援 菅官房長官 12/7(土) 16:57配信時事通信 菅義偉官房長官は7日、訪日外国人の受け入れ拡大に向け、高級ホテルの建設を後押しする考えを示した。 視察先の熊本県益城町で記者団に、新たな経済対策に盛り込んだ融資…

Coming home

承前*1Kyodo “Body of Japanese doctor Nakamura leaves Afghanistan with family” https://mainichi.jp/english/articles/20191207/p2g/00m/0na/054000c 中村哲氏の遺体は現地時間12月7日、カブールのハミド・カルザイ国際空港にてアフガニスタンのアシュ…

別れの歌

「蛍の光(Auld Lang Syne)」*1について。「蛍の光」=さよならの歌という日本的常識が揺らぐとき。 エターナル総書記氏曰く、トロントの空港に深夜着いて、始発動くまで空港で待機しようと暇を潰してたら蛍の光が流れてきた。「ああ空港閉まるのか」と我々…

安倍効果?

もしかして、壊憲派*1にとって、安倍晋三は阻害要因になっているのではないか。斎藤美奈子*2「憲法の条文読んでますか?」(『ちくま』585、pp.10-13)を読んでいたら、NHKの世論調査結果が言及されていた。安倍晋三が首相に返り咲いた後に「憲法を改正する…

原因を探して

承前*1「PISA調査 日本の読解力低迷 、読書習慣の減少も影響か」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191203-00000565-san-soci 何故PISA特に「読解力」の得点や順位が下がっているのかを探る記事。 先ずは産経新聞; 文科省によれば、小6と中3を対…

「日常のハードコア」

松田青子*1「庄野潤三『インド綿の服』 人生は明るい 世界への抵抗」『毎日新聞』2019年12月7日 庄野潤三*2『インド綿の服』を巡って。 ドリームズ・カム・トゥルーの「うれしい!たのしい!大好き!」という曲があり、この三つの気持ちだけで生きていけた…

或るギャップ

イエス・キリストは実在したのか? (文春文庫)作者:レザー アスラン出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/05/10メディア: 文庫レザー・アスランの『イエス・キリストは実在したのか?』の原題は、Zealot: The Life and Times of Jesus of Nazarethであって…

呼びかけに応えて?

AbemaTIMES「「我々は生きるために地面を掘る」中村哲医師が遺した“平和の基礎” 石戸諭氏「代表的日本人の姿」」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191205-00010039-abema-int 中村哲氏*1について。 異国の地で、なぜこれほどまで信頼され必要とされたの…

牛だった!

不二家の「ペコちゃん」*1について。★ペコちゃんペコちゃんの誕生は昭和25年。牛の「べこ」をもじってペコちゃんという名前になりました。年齢は永遠の6才。今はプラスチック製ですが、当初彼女は紙の張りぼて製でした。このため破損しやすく、修理のたびに…

80万台へ

共同通信の記事; 19年出生数、90万人割れ確実 過去最少、推計より2年早く 12/6(金) 19:42配信共同通信 2019年に生まれた赤ちゃんの数が1899年の統計開始から初めて90万人割れし、過去最少となるのが確実になったことが6日、厚生労働省への取材で分かった。…

「笛吹きと泥棒」

ハーメルンの笛吹き男―伝説とその世界 (ちくま文庫)作者:阿部 謹也出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1988/12/01メディア: 文庫柴田元幸*1「笛吹きと泥棒――阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男――伝説とその世界』について」https://book.asahi.com/jinbun/articl…

どちらも控訴せず

承前*1篠原修司「ブロガーHagexさん刺殺事件、懲役18年で確定。検察、弁護側ともに控訴せず」https://news.yahoo.co.jp/byline/shinoharashuji/20191205-00153784/ *2 Hagex殺し裁判で、先月20日に福岡地方裁判所は「低能先生」に対して懲役18年の判決を下し…

そういえば焼酎は?

明治大正史世相篇 下 (講談社学術文庫 11)作者:柳田 国男出版社/メーカー: 講談社発売日: 1976/06メディア: 文庫室井康成氏*1、柳田の『明治大正史世相篇』*2を援用して曰く、 室井康成(Muroi Kosei)@KoseiMuroi 柳田国男は、近代日本人のストレスの大部分…

削除された「強制」

チョ・ギウォン、キム・ソヨン「日本、軍艦島ユネスコ報告書から「朝鮮人強制労働」全削除」http://japan.hani.co.kr/arti/international/35131.html 「日本政府がユネスコ世界遺産に登録した「明治日本の産業革命遺産」*1の2度目の後続措置履行経過報告書に…

実存的不定愁訴

「「生きづらさ」ってどういうことをいうの?(静岡市、中3)」(てつがくカフェ)『毎日小学生新聞』2019年10月31日「生きづらさ」*1とは何か。 神戸和佳子(「ゴードさん」)曰く、 (前略)もっとスルッとスムーズに人生をやっていけそうなのに、なんだ…

西崎憲on パク・ミンギュ

西崎憲「ミンギュ氏、ダブルアルバムをリリースする」『ちくま』(筑摩書房)585、pp.4-5、2019 韓国の作家パク・ミンギュについて。 パク・ミンギュがどんな作家であるかを説明するのはすこし難しい。なぜなら似た作家はあまりいないからである。ただテイス…

火野葦平の甥

中村哲氏*1は作家・火野葦平の甥だったのね。 日本文学振興会のツィート;第61回 #菊池寛賞 授賞のご連絡をしたところ、実は火野葦平(第6回 #芥川賞 )の甥であることを明かされ、「菊池寛とは縁があったので嬉しい」と仰ったことが思い出されます。謹んで…

速水融

『日本経済新聞』の記事; 速水融さんが死去 慶応大名誉教授 社会・くらし 2019/12/5 15:23 日本の歴史人口学研究の第一人者で、慶応大名誉教授の速水融(はやみ・あきら)さん*1が12月4日午前8時26分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。90歳だった。告…