この用法は

川上未映子*1「ご機嫌なのです、大眼鏡」(in 『おめかしの引力』、pp.73-75)


以前「しゅっと」という言葉について取り上げたことがある*2
川上さん曰く、


うしし、とうとう買っちゃったんだよねアラレちゃん*3
正しくはアラレちゃんではなくて「アラレちゃん眼鏡」なのだけど。
みなさんは去年あたり*4から、街のなかで結構な割合で目撃されているであろう、八〇年代極まりない、あの大きなフレーム眼鏡のことであります。
好みはあるけど、普通のTシャツにあの大眼鏡をかけてみると、それだけでなんかしゅっと締まるというか、おめかしに気をつかってます感が出て、一年前から欲しいな欲しいなと思っていたんだよね。けれどもいまいち似合う形がなくってじりじりしていた。(p.73)
これは意味がわかりやすい使い方だけど、最近話題になっている使い方とはちょっとずれている。因みに、川上さんは大阪人。