非対称(メモ)

山下ゆ*1川上未映子『ヘヴン』」https://morningrain.hatenablog.com/entry/2024/03/22/230241


川上未映子の小説『ヘヴン』*2について。
主人公=語り手の「僕」と他の登場人物たちとの間の根柢的な非対称性に着目していたので、取り敢えずメモしておく。


また、読み終わってみると、主人公がさんざん「コジマ」と話しかけながら、コジマは一度も主人公の名前を呼ばない、つまり主人公の名前が明かされないというのも変と言えば変です。

そしてラストも、すっきりと解決したわけではないですが、今まで世界にしっかりと存在できていなかった主人公が存在できるようになったという感じで、確かに1つの達成にはなっている(小説の中で主人公の名前が明かされないのは、世界に存在していなかったということの表れなのかな?)。