「びゅんびゅん回す 愛のムチ」

四国新聞』の記事;


大阪維新の会、市民団体に陳謝/発達障害めぐる表記

2012/05/07 14:11

 発達障害がある子の親らでつくる市民団体は7日午後、大阪維新の会が議会提出する方針の家庭教育支援条例案について提出中止を求める要望書を同会市議団に市役所で手渡した。これに対し市議団幹部は発達障害をめぐる規定に不備があったとして「迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝した。

 これに先立ち維新の会代表の橋下徹大阪市長条例案について記者団に「発達障害の子どもを抱えるお母さんに対し愛情欠如だと宣言するのはちょっと違うのではないか」と苦言を呈した。同時に「子育ての方法について条例でルール化するのはどうなのか」と疑問を投げ掛けた。
http://www.shikoku-np.co.jp/national/political/20120507000135


維新の会、家庭教育条例案を撤回/発達障害で批判相次ぐ

2012/05/07 17:41


 橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会大阪市議団は7日、総会を開き、議会提出する意向だった家庭教育支援条例案を白紙撤回し、内容を抜本的に見直す方針を決めた。発達障害がある子の親らでつくる市民団体などが強く反発、条例案提出の中止を要望していた。

 市議団の美延映夫幹事長は総会後、記者団に「全くの白紙に戻して考える。専門家の話を聞いてから、提出するかどうかも含めて決める」と述べ、提出取りやめの可能性も示唆。「(市民団体から)いただいた意見を大事にしなければならない。その一点に尽きる」と強調した。
http://www.shikoku-np.co.jp/national/main/20120507000293

この「条例案」騒動の帰結は橋下徹がまた株を上げてしまったということか。だって「子育ての方法について条例でルール化するのはどうなのか」というのはまともな発言だからだ。というか、「条例案」がトンデモかどうか以前に、「子育ての方法」を「条例」化することの是非が問われてしかるべきだっただろう。しかし「条例案」のトンデモぶりに目眩まされてしまったのか、批判的言説の方でもその根本を問うのが忘れられてしまった憾みがある。
「白紙撤回」以前の批判的意見;


http://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20120504/p1
http://d.hatena.ne.jp/lessor/20120502/1335985207
http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20120502/1336026552
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20120504/1336100219
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20120504/1336103074
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20120504/1336107608
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20120504/1336112203


世間知らずなもので、「親学」なる学問(?)があり、「親学推進協会」*1なる団体があり、「親学推進議連」なる政治家の集まりもあるということは知らなかった。「親学推進協会」の理事長は高橋史朗*2で、あの「ゲーム脳」の森昭雄*3が評議委員をやって、櫻井よしこ*4が顧問だという。「親学推進議連」の会長は(親でもない)安倍晋三で、顧問には鳩山由紀夫、酔っ払ってコンビニに車で突っ込む息子を育てた森喜朗*5渡辺喜美平沼赳夫とかが「顧問」として名を連ねている。また「日本財団*6や「日本会議」、それから向山洋一*7も関係しているという。やれやれ。それにしても「親守歌」というセンスはどうよ。