鷺沼台浮上！ - Living, Loving, Thinking, Again

承前*1

トンガ王国の海底火山Hunga-Tonga-Hunga-Ha’apai噴火の余波。
山内ビン氏のツィート；

トンガの噴火で「ムー大陸の浮上の前兆だ」とか言うのかなと思ったら今のところ何もなしのようだ。『大陽の法』の前に広瀬謙次郎さんのこの本を読んでしまったため信じてしまった…。 pic.twitter.com/Lt9v8xGo9a
— 山内ビン@扉撤退w (@vincent20200110) 2022年1月24日

私にとって、噴火によって「大浮上」したのは「ムー大陸」*2ではなく、習志野市鷺沼台だった。

広瀬謙次郎『２００２年――ムー（ヤマト）大陸の大浮上』（日本評論社、1987）という本のカヴァーに曰く、

広瀬謙次郎（ひろせ・けんじろう）
1918年、東京に生まれる。慶応義塾大学卒業。超能力者の叔母から影響を受け、幼児より霊夢で未来を透視した。関東大震災、日米開戦と日本の敗戦、日中・米中復交をはじめとし、最近では、田中角栄氏の病気失脚、硫黄島沖の海底火山爆発、米・スペースシャトルの墜落、ソ連原発炉事故、および三原山の噴火などを予言、すべて的中している。
幼少年期にはカトリックを、青年期には天理教や大本教を研究・信奉し、宗教思想にも造詣が深い。
現在、超心理国際政経研究会会長、地球連邦建国委員会日本国委員長。
著書に『2037年への未来史』、『宇宙大予言』、『救世主は日本に現われる』I・IIなど。
〈連絡先〉〒275　千葉県習志野市鷺沼台３（後略）

ここでは省略したけど、実際にはフルの住所と電話番号が記載されている。昭和も押し詰まった1987年に、著者の住所と電話番号が公開されていたというのも、改めて驚く。勿論、著者が習志野市鷺沼台３丁目*3に住んでいたということも。
なお、広瀬氏がもう鷺沼台３丁目には住んでいないということもわかった。「真世界宗教連合会」という一般社団法人のサイト*4。それによると、「（故）広瀬謙次郎氏」は「真世界宗教連合会」の「最高顧問」を務めていた*5。さらに、

歴職
日中協会設立発起人、日中友好協会東京都本部文化教宣委員、日米中協会会長、日中米連帯委員会設立発起人・理事、日本公共広報示協力会会長、東京都公共宣伝運営連合会理事、ジャパンキャットくらぶ名誉会長、全国中小商工業団体連合会千葉県代表理事、国際新科学学会最高顧問、日本超科学センター設立発起人、第三の波サバイバル団体連合会名誉会長、動物愛護団体連合協議会理事、千葉県社会人ダンス連盟会長、千葉県アマチュアダンス協会理事、日本競技ダンス・グランドシニア会名誉会長、地球無限エネルギー協会会長、日朝文化交流協会理事、政経同友会顧問、宇宙エネルギー(株)会長、国際文化振興財団名誉会長、地球国　際縁財団名誉会長、世界平和文化財団副総裁、｢笑ひの日をつくる会｣設立発起人・理事、米国公益法人国際学士院副総裁　　
受賞歴　
日中国交回復功労賞・終身名誉会員(日中友好協会)、我が国の予言者として始めての社会文化功労賞(日本文化振興会)、台湾・国民政府より国慶節国賓招待時に特別功労賞受賞　　
著作　
2037年への未来史(早稲田出版社)、2037年への大予言(日新報導社)、宇宙大予言・救世主(メシヤ)は日本に現れる・同Ⅱ(徳間書店)、ヤマト(ムー)大陸の大浮上　(日本文芸社)、水瓶座時代・超能力と経営の科学・超能力と精神世界の科学(星雲社)、アクエリアス革命(たま出版)、日本の霊能者(コア出版)、21世紀に翔ける救世主(メシア)(市民書房)、雑誌・地球連邦１～９号(宇宙企画)、ヘンリー大王とヤマトメシア・21世紀超予言(扶桑社)、霊夢占い入門・1999年世界超予言・よみがえるヤマト超文明の謎(日本文芸社)、私の昭和史(広論社)、地球大異変は何故起こるか(文久書林)、隕石激突(星雲社)、地球超転換(徳間書店)