53歳で

hiro-loglog「明治のキャンディー「チェルシー」、全商品が3月で終売。」https://www.hiro-log.net/entry/2024/03/04/120156
濵田理央「「チェルシー」全商品が3月で終売。53年のロングセラー。明治広報「市場環境や顧客ニーズの変化で販売規模が低迷」」https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_65e512f9e4b013678e15c099


明治製菓はキャンディの「チェルシー*1の発売を終了するという。
『ハフィントン・ポスト』の記事は短すぎるのだが、「チェルシー」は1971年に発売された*2スコットランドの伝統的な飴であるスカッチ・キャンディ。印象的なのは、サイケデリックでもありアール・ヌーヴォーっぽくもあるパッケージ・デザイン、それから小林亜星作曲の「ほらチェルシー/も一つチェルシー」というCMソング*3だろう。ところで、スコットランド的なキャンディなのに、商品名の「チェルシー」は倫敦の地名*4。現在ならば炎上する可能性もあるわけだけど、この頃はまだ(少なくとも日本においては)イングランドが素朴にブリテン或いはUKを代表できたということだろうか。
ところで、私は「チェルシー」というと、何故か連合赤軍あさま山荘事件*5を思い出すのだが、この事件は「チェルシー」発売から数か月後の1972年2月に起った。友達の家で攻防戦の中継を視ながら「チェルシー」を食べたというのが、このキャンディに関する最初の記憶なのだった。