小田嶋隆

朝日新聞』の記事;


コラムニストの小田嶋隆さんが死去 「ア・ピース・オブ・警句」
2022年6月24日 13時01分


 コラムニストの小田嶋隆(おだじま・たかし)さん*1が24日、病気のため死去した。65歳だった。葬儀は近親者で行う。

 1956年、東京都生まれ。食品メーカー勤務を経て執筆活動へ。政治や社会、インターネット、スポーツなど幅広い分野を扱い、コラムで鋭く批評した。

 著書に「ア・ピース・オブ・警句」「小田嶋隆のコラム道」「サッカーの上の雲」など。
https://www.asahi.com/articles/ASQ6S465VQ6SUCVL00V.html

津田正太郎氏*2
鈴木涼美さん*3
豊崎由美さん*4
小田嶋隆氏の文章を最初に読んだのは、あの雑誌『GS』のコラムだっただろうか。所謂〈ニュー・アカデミズム〉とは全く関係のない場違い感に惹かれるところがあった。小田嶋氏は世代でいうと、団塊と私たち〈浩宮世代〉の中間という感じだったが、1980年代というか昭和の氏の書き物の魅力の一つは、何処となく突っ張りながら斜に構えたスタンスだったと思う。しかしながら、21世紀になると、小田嶋氏は角が取れて、普通の進歩的知識人になったような気がした。
さて、小田嶋氏の言動で凄く印象に残っているのは、広末涼子*5早稲田大学教育学部に入学したときに、大激怒したことなのだった。小田嶋氏の訃報を知った後で、本屋に出かけたら、 広末涼子のエッセイ集『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』が出ていた。小田嶋氏は人生の最後に広末の本を読んだのだろうか?