津田正太郎氏曰く、
オリンピックはナショナリズムを煽るという意見がある一方、むかしある先生が「戦争を始めるぐらいなら、スポーツでいがみあってエネルギーを発散する方がずっと良い」と言っていて、未だに自分のなかでは決着がつかない。
— Shotaro TSUDA (@brighthelmer) 2021年7月31日
昔、私も考えたことがある。オリンピックやワールド・カップはナショナリズムや愛国心といった劣情のガス抜きとして機能することもあり得ると。まあ、偶々機能してしまうことはいい。しかし、そう機能させようと、意図的に画策することは反倫理的なことだ。それは「スポーツ」を何かの手段としてしまうことだからだ*1。また、そもそも「スポーツ」は競うものではあっても、「いがみあ」うものではないだろう。
*1:「スポーツ」をアートや文学や学問に置き換えて考えてみることを推奨する。