坂元ひろ子 - Living, Loving, Thinking, Again

濱田麻矢さん*1のツィート；

坂元ひろ子先生の訃報。
2006年に神戸大学に集中講義にお招きした時にお目にかかった。韓国料理を食べに行って、閉店で追い出されるまで延々とお話しした。初対面だったのに。
その時はとにかく「中島みどり先生のことを次の世代に話しておきたい」と思ってらっしゃったのだと思う。
— HAMADA Maya🏳️‍🌈 (@hamatgwa) 2023年10月30日

集中講義の五日間、本当によくおしゃべりをした。中島みどり先生の思い出。一橋の、神戸の、お茶の水のハラスメント問題。老親の介護のこと。
坂元先生は大阪府池田市の生まれで、わたしと喋っているとつるっと関西弁が顔を出すこともあった。
— HAMADA Maya🏳️‍🌈 (@hamatgwa) 2023年10月30日

その後も会えば親しくお話をさせていただいたけれど、2018年に一橋で張愛玲トークをしたときにご挨拶したのが最後になってしまった。
中島みどり先生と再会しておられるかなぁ。ご冥福を祈ります。
— HAMADA Maya🏳️‍🌈 (@hamatgwa) 2023年10月30日

また、伊藤徳也氏曰く、

今日、現中学会の理事会のメールで、坂元ひろ子さんが昨日亡くなったとの知らせが届く。9月の学会ニューズレターの坂元さんの「近藤邦康先生を偲ぶ」を再読。代田さんの差配で、坂元さんが理事長をやった時、私は事務局長を務め、坂元さんが毛里和子さんに次期理事長の内諾を得た現場に立ち会った。寂
— 伊藤徳也 (@itonoriya) 2023年10月31日

中国思想史の坂元ひろ子先生*2の訃報は（管見の限り）マスコミによっては伝えられていないようだ。
坂元先生の著書ということでは、遺憾ながら岩波新書の『中国近代の思想文化史』しか読んでいないのだけど、「坂元ひろ子」という名前を知ったのは、譚嗣同の『仁学』、李澤厚の『中国の文化心理構造』の訳者として、であった。