「天一坊」の「遠征」

『日刊スポーツ』の記事;


志垣太郎さん3月に亡くなっていた、遠征先で心不全 70歳 俳優の長男報告「あまりに突然」
[2022年12月7日1時46分]


俳優の志垣太郎(しがき・たろう、本名河村稔=かわむら・みのる)さん*1が3月5日に遠征先の佐賀県心不全のため亡くなっていたと6日、長男で俳優の匠(34)がツイッターで報告した。70歳。東京・大田区出身。

3月4日以来のツイッター更新となった匠は「久しぶりに更新をさせて頂きます。皆様へ大切な【ご報告】がございます」として、父が亡くなっていたことを伝えた。「遠征先の佐賀県において、急な体調不良による心不全のため、帰らぬ人となりました」とのこと。「いつも元気だった父に起きたあまりに突然の出来事であり、私と母は現実を受け止める事ができない状況が続いておりましたが故、発表が遅れてしまいました」と、9カ月たってからの発表について説明した。

「父は常に物事を前向きに捉えて生きている明るく元気な人でした。私も母も、そんな父の事が本当に大好きでした。父は恐らくそれ以上に私達の事を沢山愛してくれたと思っています」といい、「今まで志垣太郎に接してくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にお世話になりました」と父のファンや関係者にメッセージを送った。文末には志垣さんの長男匠と夫人で女優の白坂紀子の署名があった。

志垣さんは1969年(昭44)に舞台「巨人の星」でデビュー。71年に日本テレビ系ドラマ「おれは男だ!」*2森田健作のライバルを演じ、人気を集めた。「水戸黄門」や「半沢直樹*3など、ドラマに多数出演。「天才・たけしの元気が出るテレビ!!*4などバラエティー番組にも出演し、お茶の間に親しまれた。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202212070000028.html

「志垣太郎」という名前を知ったのはちょうど50年前にオンエアされていたNHKの時代劇『男は度胸*5。「天一坊」を演じていた。但し、主演の浜畑賢吉米倉斉加年笑福亭仁鶴寺尾聰といった人々と比べて印象は強くない(汗)*6
さて、「遠征先の佐賀県」という表現なのだけど、よくわからない。「遠征」という言葉はそもそも戦争のような軍事行動のために遠くへ行くことを意味するだろう。アレクサンダー大王の印度遠征とか。そこから派生した比喩的な意味として、スポーツの試合のために遠くへ出向くことも意味する。関西某球団の某選手は遠征先の東京で亡くなった。これなら、すんなりわかる。志垣さん、野球とかサッカーとかをやっていて、試合のために佐賀県へ行ったのだろうか? もし舞台公演とかだったら、「遠征」ではなく巡業とか巡演というのでは? それとも「佐賀県」には何か不穏な空気があるのか? 佐賀の乱
志垣さんのデビューが(舞台劇版の)『巨人の星』だったということなのだけど、その映像とかは残っているの? あれをどう舞台化したのかというのも、なかなかぴんと来ないのだった。