既に〈ニュース〉ではなくなってしまったかも知れないが、取り敢えずメモ。
『スポニチ』の記事;
『夕刊フジ』の記事;
「特捜最前線」の二谷英明さんが死去
テレビドラマ「特捜最前線」などで知られる俳優の二谷英明(にたに・ひであき)さんが7日午後4時58分、肺炎のため入院先の東京都新宿区の慶応病院で死去した。
81歳だった。京都府舞鶴市出身。56年に第3期ニューフェイスとして小林旭らと日活入り。インテリ二枚目スターの代表格として活躍。渋い演技で長年人気を博した。
二谷さんは昨年12月26日に慶応病院に検査入院。その後、肺炎を患っていた。この日午後2時すぎに容体が急変。妻で女優の白川由美(75)や、一人娘で元女優の二谷友里恵さん(47)と夫の平田修トライグループ会長、孫にみとられ息を引き取った。
最近は大好きな読書に熱中する日々。体調は安定していたといい、この日も家族はいつも通り見舞いで訪れていた。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2012/01/08/kiji/K20120108002387830.html
どの報道でも代表作としている『特捜最前線』は実は観たことがないのだった。Wikipediaを参照すると、(私が観たことが映画では)『幕末太陽傳』*1、『東京流れ者』、『日本侠客伝 花と龍』、『日本沈没』とかに出ていたことになる。それから、『華麗なる一族』や『戦争と人間』(どちらも山本薩夫)にも出ていたのか。ところで、二谷さんの存在感を初めて意識したのは柳沢吉保役としてだったのだが、長らくそのドラマのタイトルを忘れていた。『男は度胸』だった。主演(徳川吉宗)は浜畑賢吉。
長渕剛“異例”弾き語り弔辞…二谷英明さん告別式夕刊フジ 1月11日(水)16時56分配信
7日に肺炎のため亡くなった俳優、二谷英明さん(享年81)の葬儀・告別式が11日、東京・芝公園の増上寺で営まれた。友人代表として歌手の長渕剛(55)がギターを持って参列、「12色のクレパス」を歌い上げる、異例の弔辞を捧げた。
《本当に眠ってた。お母さんが、「顔を見てあげて」っておっしゃってくれて、白い布をめくって、お顔を拝見しました。本当に、きれいなお顔でした。鼻筋がりんとして、そう、お父さん、あの時のまんま。目尻に二つのしわがよってさ、そのまんまさ。「ヨーイ、スタート!」って言ったら、目を開けてくれるんじゃないかと僕は思ったよ。
僕は手のひらをお父さんの額にのせた。冷たかった。だけどもその瞬間、二十数年前のお父さんの声がすーっと聞こえたよ。覚えてる? まだ駆け出しの二十代の腕白坊主だったころ、二谷邸に招かれて、お父さん、僕になんて言ったか覚えてますか? 「君が長渕君か。面白い芝居をするね」。うれしかったです。だって、僕はあのころ、芝居の「し」の字も芝居が分からなかったし、役者の「や」の字も役者のことが分からなかった。迷っていましたよ。そんな時に、二谷邸におじゃまして、二谷英明がですよ、お父さんがですよ、そう言ってくれた。うれしかった。いや、その言葉がうれしかったんじゃなくてさ、穏やかな、優しい瞳と、優しい声のトーンがうれしかったんです》
長渕は、喪主で妻の白川由美(75)とドラマ「家族ゲーム」で共演して以来、二谷さん一家と家族ぐるみの付き合いだった。感情をたっぷり込めた弔辞は10分以上も続き、長渕の深い悲しみを表していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120111-00000020-ykf-ent
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【ニュース】訃報:真樹日佐夫氏が急性肺炎で死去
2012/01/03
1月2日(月)、漫画原作者・小説家で、世界空手道連盟・真樹道場宗師の真樹日佐夫氏が急性肺炎のため、死去した。享年71歳。
関係者によると、真樹氏は2日の午後、神奈川県の逗子マリーナで自身が保有するヨットに乗船しようとした際に倒れて意識不明となり、そのまま県内の病院に搬送され、17時34分に息を引き取った。真樹氏は年末から体調を崩して声が枯れており、本人も周囲も風邪だと思っていたという。
真樹氏は故梶原一騎氏の実弟で知られる。漫画原作者として『ワル』を手がけ、作家として高森真士(たかもり しんじ)というペンネームで活動し、『凶器』で1968年にオール讀物新人賞を受賞。近年では『サンデージャポン』のサンジャポファミリーとしてVTR出演し、『作家生活50周年記念パーティー』には約1000人の関係者が参加した。
また真樹氏は1980年に真樹道場を設立。2008年からは格闘技イベント『四角いジャングル』シリーズを定期的に開催し、昨年10月のGRABAKA主催興行では真樹日佐夫プロデュース試合としてミノワマンvsボビー・オロゴンを実現させた。
葬儀・告別式は家族や親族による密葬として行われ、一般には、有志が集まりお別れ会の開催が計画されている。
http://gbring.com/sokuho/news/2012_01/0103_news.htm
当然のことだが、〈昭和〉はどんどん遠くなっていく。
*1:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070516/1179339586