衝撃的だったのは



bluenote1969

私の世代では、多感な高校時代に、学年がひとつ上の岡田有希子さん*1自死という出来事がありましたから…。当時、私は通っていた高校の歌謡曲研究会(今で言うアイドル研究会)に所属していましたが、この会の副会長だった同級生が岡田さんにインタビューを行い、その記事を会報に掲載したこともあり、より一層ショックでした。インタビューした同級生は、「やはり芸能界向きの人じゃなかったのかな…」と言っていましたが。

昨年がちょうど35周年だったのですよね。


週刊文春」編集部「岡田有希子さん「18歳の死」から35年…当時原因とされた“ある出会い”」https://bunshun.jp/articles/-/44818


これは、新しい事実も新しい解釈も示していない、読者の下司な好奇心を搾取しているだけの記事。
あのときは、岡田さんの後に〈模倣者〉が続出したわけですが、今の時点で考えると、模倣というのは雑な考えで、それぞれが死に向けてスタンバっている情況を抱えて、岡田さんの事件報道に背中を押された、ということなのだろうと思います。
私にとって、衝撃的な自死というのは、20世紀も押し詰まった1999年の西岡恭蔵*2の死でしたね。衝撃的であり且つ即座に納得してしまった。当時は子どももいなかったので、妻に先立たれたらもう生きていけないよね、と思った。
そして、2003年の張國栄*3の死については言葉を失うばかり。
西岡恭蔵の伝記、中部博『プカプカ 西岡恭蔵伝』が出ていたことを知る;


「名曲『プカプカ』の謎が明かされる 西岡恭蔵「50年目の真実」」https://news.yahoo.co.jp/articles/27389411de244a0077eee57348d350016f26bdb7


そういえば、「プカプカ」の「俺のあん娘」のモデル(のひとり)だった安田南*4は、ここで取り上げた死たちとは対照的に、人知れずこの世からフェイド・アウトしていった(らしい)。