承前*1
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060916#1158345250
http://d.hatena.ne.jp/umeten/20060915/p5
刑の執行は司法ではなくて行政に属するのではないかということはさておいて、〈オウム〉に対する過大評価があるのではないかと思う。もしかして、それが〈地下鉄サリン事件〉の効果だったりして。はっきりいって、最盛期で信者１万人というのは宗教団体としては零細に属する。現在はさらに少人数の筈である。だから、何かしでかしたとしても、体制を揺るがすことはない。「殉教」ということで思い出したが、昭和天皇に殉死をした人というのは岡田有希子*2に殉死をした人よりも少なかったのだ。
「死刑」判決は下った。
だが、おそらく刑が執行されることはないのではないかと思っている。
なぜなら、それを理由にした事件が起きる可能性がある、と考えられるからだ。
宗教的カリスマの死とは、常に「殉教」の端的な契機となりえる。
つまり、麻原を死刑にする＝殺すことで、むしろ、社会の不安定要素が増加する可能性のほうが高いのである。
だから、恐らくはもうこのまま「飼い殺し」の状態で、「麻原は執行前に「病死」する」というシナリオが出来上がっている、ハズである。
