北村紗衣さん*1のツィート;
ほんとに、「映画で卒論を書きたい」と言ってるのに映画見てない学生が多すぎる。200本とは言わないので、扱いたい映画を撮った監督の他の作品くらいは入手できる範囲で全部見てください。
— saebou (@Cristoforou) 2021年7月30日
あと、舞台芸術で卒論を書きたい学生は必ず最低でも1年に1度は舞台を見に行ってください。今まで1本も舞台を見たことがないのに戯曲やミュージカルで卒論を書きたいというのは無理です。
— saebou (@Cristoforou) 2021年7月30日
大野裕之氏*2曰く、
そんな学生がいるのか・・そもそも舞台を見てへんのに何で舞台で卒論書きたいと思うんやろ。 https://t.co/tZPHKbUooS
— 大野裕之@映画『ミュジコフィリア』脚本・プロデューサー (@ono_hiroyuki) 2021年7月31日
「映画」を観ていないのに「映画」を論じたい、「舞台」を観ていないのに「舞台」を論じたいと思う人の形成(making of)という別の重要な研究テーマになるんじゃないか。
ところで、映画や舞台の研究というと、全ての映画や舞台が観られるわけではないという事実に突き当たる。舞台の場合、見逃してしまったら、その映像が残されていれば別だけど、二度と観ることができない。また、映画の場合でも、フィルムがもう存在しない、フィルムの所在がわからないという映画は少なくない。論の構成によっては、そのような不在の映画を、シナリオなどを基にして想像的(妄想的?)に再構成する必要が出てくるかもしれない。そのための想像力(妄想力?)の少なからぬ部分は、存在する映画をどれだけ観ているのかということに依っていると言っていいだろう。
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20151223/1450848547 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20171114/1510685554 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/07/17/230821 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/12/18/000610 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/01/12/151750 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/06/25/010828 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/06/28/083850 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/07/05/112750 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/10/19/104144 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/02/05/125721
*2:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/07/07/055449 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/01/06/151031 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/04/30/031736 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/08/11/080458 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/08/17/012419 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/09/16/143135 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/02/17/141323