「雇用関係」(メモ)

北村紗衣*1「来学期から東京大学非常勤を辞めることになりました」http://d.hatena.ne.jp/saebou/20151221/p1


曰く、


昨年度までは、東大の非常勤講師は専用アカウントを取得すれば大学の外からも自由に学術データベースを使うことができました。ところが、今年から突然、東大の非常勤講師が学外から東大の契約データベースにアクセスすることが不可になりました。これについては私が図書館や人事などいろいろなところに問い合わせたのですが、いっこうに解決はしませんでした。私が至らないところもあり、アカウントの位置づけについて勘違いしたり取り乱したりしてかえって情報教育関係の部署の方々に迷惑をかけてしまったところもあったのでそこは反省しているのですが、基本的にわかったことは以下のとおりです。


東京大学の非常勤講師は東大と雇用契約が無く、「教職員」ではないので、データベースに学外からアクセスできる「教職員」の対象から外れる。

・去年までアクセスできていたのは契約違反であり、非常勤講師が勝手にアクセスしていたという扱いになる。


 これについて、まず東大が「教職員」でない人に学生を教えさせていたというのにびっくりしました。また、雇用契約が無く、委託とかの扱いであるなら授業内容を細かく指定したり、必ず13回出勤しろと言ったりするのはできないのではないか(つまり、最初と最後だけ出勤してあとは毎週課題をメールでやりとりし、それで学生の英語力が向上するなら言われた業務をこなしていることになるんじゃないですか?とか)、と聞いてみたのですが、人事のほうは「13回出勤してください」「教職員ではないが、非常勤講師も教員と考えている」などとよくわからない答えを返してくるばかりで、労働関係法規についての知識がないと太刀打ちできませんでした。

「非常勤講師」は自営業者で、委託された業務を請け負っているということなのか。或いは何処か口入れ屋に所属していて、そこから派遣されているということなのか。「非常勤講師」に対する給与*2は何処から支払われているのか。人件費じゃなくて物品費?

*1:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150326/1427349424

*2:この言い方が妥当かどうかわからない。